2010-01-26から1日間の記事一覧

『水死』、凄まじい。

大江健三郎の『水死』を読み終える。これはスゴイ。前作の『臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』も良かったが、この『水死』に比べると、こちらが断然、圧倒的。ところどころ、批評への絶望がじわりと滲み出るふうでもある(考え得る読みを幾つも登…