きょう届いたCD

  • ワーグナートリスタンとイゾルデ』(指揮:ヴィクトル・デ・サバタ。1951年ミラノ・スカラ座ライヴ。Archipel Records)
    • 録音の状態は、決してよいとは云えない。いや、途中で音はブチリと切れてしまう箇所さえある。だがしかし、此処で展開されている音楽は、ちょっと吃驚してしまうほど、ぞくぞくするほど豊饒な「うた」に溢れていて、他にはない特別なものだ。2006年に、ベルギーで大野和士の振る『トリスタン』を聴いたときのように、胸が苦しくなる。なぜ、これを今まで聴かなかったのか。当分、私は『トリスタン』はこればかり聴くことになろう。