• 朝、「しま」が蒲団のなかにもそもそと入ってきて、私の腕のなかで丸くなったものだから、そのまま昼過ぎまで、グタグタと眠る。
  • 起きだして、柚子が作ってくれたチキンカレーを食べる。PCの向こうで「しま」が眠っていて、画面の端から少しだけ尖った耳の先がみえているのをちらちら眺めながら、テープ起こし。途中、空が曇っていたのでベランダの洗濯物を取り込んでいると、眼下の道路を近所の奥さんがやってきて、「半年分の町会費の徴収にきた」と。なぜ、このひとが近所の奥さんだと判ったのかと云えば、やはり以前に、私が町会費の支払いをしたからだ。もう半年になるのか。柚子は留守だったが、財布に少しだけ金があったので、支払いをすると、赤い羽根をくれた。
  • テープ起こしをせねばならぬのに、竹内好を読んでいる。その「北一輝」より、北を評して、曰く。

私は、無能な社会主義者よりは有能なファシストを遺産としてもつことを誇りたく思う。弱い味方よりは強い敵が頼りになるものだ。

  • 竹内好は、もっと読んでみることにする。
  • 夜、自転車に乗り出かけ、お菓子を買って帰る。電話で、U君と『罪神』の制作のことに就いてがっつりと話す。その後、M根さんから電話をいただき、駄弁る。真夜中、Y嬢とSkypeでチャット。お菓子をバリバリ貪り食いつつ、テープ起こしの続き。。。。。。。。しかし、テープを聴きながら痛感するのは、私は、相手の言葉を待つと云うことを、もっとやらなきゃダメだ。言葉を迎えに行き過ぎるのである。