• 朝起きて、きのう柚子が家のなかを掃除してくれて出たゴミをどかどか棄てる。棄ててから、再び眠る。昼前に起きて、ラディアンの『オン・ダーク・サイレント・オフ』を流しながら、ごはんを食べてから風呂に入って本を読む。三宮に出て、健康診断に行った柚子と待ち合わせて、ムジカでお茶をする。柚子とわかれて、今週も耳鼻科に行き、薬を貰ってくる。高架下の中古CD屋でアプガのファーストアルバムが安く売っていたので即買う。久しぶりに古本屋を覗いてから、センター街のジュンク堂をぐるり。帰宅する。夜、洗濯物を取り込んで、洗濯物を干す。
  • 次の『アラザル』に向けて、美術批評をひとつ書いている。美術批評をこれからも書いてゆこうと思っているのだけれど、それなら文体を変えなきゃいけないと、思うようになってきた。
  • 買ってきたアプガの『ファーストアルバム(仮)』をちょっとちいさめの音で(真夜中なので)さっそく聴いているけれど、やっぱりいい。
  • 政治とか科学とか美術というのは、世界の複雑さをそれぞれのやり方で折り畳んでいる、その仕方のことであるとするなら、やがて、いちど折り畳んだものを、さらに折り畳むということもあるだろう。その畳み方の更新こそが、たとえば科学の進歩とかいうことになるのだろう。そうであるなら、世界の折り畳み方が更新されることが大事で、それが誰によって為されたかは、二の次ということもできる。もちろん、新しい折り畳み方というのはいきなり出てくるものではなくて、これまでに為された畳み方へのクリティックなアプローチとしてなされるだろう。ゆえに、或るひとりの功績が目立つことはあっても、新しい畳み方の出現というのは、多くの人びとのトライ&エラーの積み重ねとしてあるというのが実際だろう。しかし、そうであるなら、ますます倫理と美学が重要なものとして迫り出してくるのではないか?……