2005-01-16から1日間の記事一覧

大林宣彦の『理由』

これまでに観た日本映画のワースト1は、大林宣彦の『SADA』である。実に胸糞の悪い駄作だった。チラリと出てくる竹内力の、陸軍の青年将校は恰好良かったが。 大林宣彦の撮ったものを最初に観たのは『ふたり』だった。しかもNHKのドラマとして(いま調べた…

1974年の激しい夏の嵐

二年ほど前から再びワーグナーびたりになってから、私は『トリスタンとイゾルデ』は主に、1952年のカラヤンがバイロイトで振ったものを愛聴している。悪趣味と云われようが何だろうが、マルタ・メードルのイゾルデと、ラモン・ヴィナイのトリスタンこそが、…

変身で妹萌えを初体験!

同時代の日本の小説を読まずに、じゃあ何を読んでいるのかと云えば、主に西欧文学の古典である。甚だしい怠慢の所為で、著しく外国語を読みこなす力を欠いているため、専ら翻訳で、と云うことになるが。 いま読んでいるのはデーブリーンなのだけど、引越の荷…