萩原玲二『JAPAN WAR 1945 新大東亜戦記』 Ｆ大兄から携帯に電話。「出てるで〜」と聞いてすぐに本屋に進撃する。 待望の萩原玲二の新刊。昭和20年の日本軍の戦いを二篇を収録する。海軍の帝都夜間防空戦を描いた「ビトウィン・ヘブン・アンド・ヘル」は、原…

森薫『エマ』（第６巻。エンターブレイン） 森薫の絵は巻を重ねるごとに洗練されて勁くなり、物語は人びとの美醜の総てを併せ呑んで、怒涛の展開をみせる。これぞ大浪漫。これぞヴィクトリア時代！

ジョナサン・カウエットと云う俳優が、自身とその家族を撮った膨大な素材をiMacの付録ソフトiMovieで編集したドキュメンタリィ映画『ターネーション』*1を試写で観る。こういうタイプの映画は今後きっと大いに増える。 帰宅後、夕食を取り風呂に入り、準備万…

カール・E・ショースキー『世紀末ウィーン：政治と文化』（訳・安井琢磨。岩波書店） スタニスワフ・レム『完全な真空』（訳・沼野充義他。国書刊行会） 角山栄、川北稔：編著『路地裏の大英帝国』（平凡社） 榎本眞理子『イギリス小説のモンスターたち：怪…

柚子は昼前から、中学のときの卓球部の同窓会へ出掛ける。 午前中、近所のホームセンターで買物を済ませ、昼過ぎに三ノ宮でＵ君と会う。昼飯をファーストキッチンで取り、その後は彼の好きなドトールに移って、雑談する。創作への取り組みと覚悟に就いて、問…

終日、自宅にて。 数年前にプレイ・バイ・メールの某ゲーム会社で約一年間に渡って書かせていただいたリプレイ小説の拙文を引っ張りだしてきて読むふける。私の担当していたパートは、ファンタジィ世界らしからぬ、クーデタだの兵站だのと、ずいぶん剣呑かつ…

クラウス・ラング『カラヤン調書』（訳・村上彩。アルファベータ）

会社を退けてから、隣の駅にある大型古書店に立ち寄り、その後、実家に寄る。 実家でばたばたとしてしまうが、何とか終電間際の電車で帰宅する。

終日、黙々と仕事をする。終電車にぎりぎり間に合って、帰宅。 ところで、メイトーの「牛乳と卵でつくったなめらかプリン」は旨い。105円（税込）なのに、濃厚な味がたまらない。是非お試しあれ。

朝の通勤電車で、W・G・ゼーバルトの『アウステルリッツ』を読み始める。冒頭の数頁を読んだたけで、すっかり本の「声」に引きずり込まれる。 今日は延々黙々と仕事をする。夜食は定番のUFO大盛り。ぎりぎり終電に間に合って、帰宅する。 締切の夜に帰宅する…

こなみかなた『チーズスイートホーム』（第２巻。講談社）

と或る用事で、今日は昼から会社を早退する。実は今日は締切の前日なのだが、架空の親戚の葬式をでっち上げて、抜け出してきたのだ。駅構内のブックファーストで、待ちに待った『チーズスイートホーム』*1の最新巻を買う。電車で、にたにたしながら読み進め…

と或る用事で午前中が潰れる。 実家に寄る。昼から事務所に戻り、柚子のお弁当を食べ、バタバタと仕事に追われる。 三島由紀夫の映画『憂國』が、刊行中の全集の別巻としてDVDになる*1。 *1:http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20050819e…

Ｅ・Ｗ・サイード『知識人とは何か』（訳・大橋洋一。平凡社ライブラリー）

朝６時に起床。６時半にホテルを出て、コンビニで、ヤマザキパンの「北海道チーズ蒸しケーキ」と紙パックのミルク・ティを朝食に購入する。金沢駅構内のキオスクで、あんころ餅をふたつ、拙宅と実家への土産に買って、６時50分発の高速バスに乗る。 バスの中…

朝６時半に拙宅を出て、梅田に。マルビルの電光掲示板が取り払われている*1のに驚き、月組の座席券を求める長蛇の列の脇を抜けて、阪急三番街から８時発の高速バスに乗り、約４時間後、JR金沢駅前に到着する。其処から更に市バスに乗り換え、金沢市内を移動…

ジェイン・オースティン『サンディトン』（監訳・都留信夫。鷹書房弓プレス） 羽海野チカ『ハチミツとクローバー』（第８巻。集英社） 怒涛の急展開。残酷でハッピィで、何と云う切なさ！ しかし、青春スーツとは恐ろしいものだ。それは特機隊のプロテクトギ…

帰宅後、『ベルサイユのばら』を遂に読み終える。先日、王党派のじぶんを棄てられないで懊悩するオスカルが見たかったと書いたが、それはフェルゼンの方でちゃんと描かれていた。しかし、ジャコバン派の連中とか貧乏人の僻みってのは恐ろしいねぇ。ま、パリ…

白水社の創立90周年企画はどれも気合が入ってるが、私が特に気になるのはW・G・ゼーバルトの作品集*1。さっさと『アウステルリッツ』読まなきゃ。でも改訳版が出るのか。うーむむむむ。 遂に久生十蘭の完全な全集が、国書刊行会から出ると云うのは本当か!? …

仕事を退けてJR大阪駅に。今夜帰京するＧちゃんと、構内の喫茶店で会う。新幹線の時間ぎりぎりまで、先日のそれを超えるますますディープな話を聞く。仕事への取り組みの真摯さが、ひしひしと伝わってきて、こちらも奮起させられる。お互い頑張ろう、Ｇちゃ…

以前、喫茶店で隣の席に座った男女（交際するかしないかの瀬戸際に立っている様子だった）が、「やっぱり本だけはお金を惜しまないでいたいよね！」、「立花隆*1は気になった本を手当たり次第にカゴに入れて買っていくそうだよ*2」、「見習いたいよね〜」と…

Matthew Barney『THE CREMASTER CYCLE』（Guggenheim Museum Pubns）

今日から出社。午後は終日社内。 給料が間違って多く振り込まれていたことが判明。経理のおねーちゃんは友達なので差額を黙って返却。夏の夢が終わった……orz。 えい！ままよ。コンビニで「マシュー・バーニー：拘束のドローイング展」の20日のチケットを購入…

と或る用事のため、会社に出る時間より早く家を出る。午前中いっぱいをそれに費やす。 梅田へ出る。マルビルのスタバへ。今日はキャラメル・フラペチーノ（ライトなんて云うのが出ていたが、そんなヌルいのは注文しないのだ）ではなくバニラクリームのフラペ…

ゼイディー・スミス『直筆商の哀しみ』（訳・小竹由美子。新潮社）

『ワーグナー：『タンホイザー』序曲とバッカナーレ／リヒャルト・シュトラウス：四つの最後の歌』（指揮：クリスティアン・ティーレマン、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団。独唱：クリスティーネ・シェーファー。En Larmes）

午後から旧友のＩ君とサントリーミュージアム*1で開催中のガンダム展*2に。会田誠の「ザク」は藤田嗣治の「アッツ島玉砕」を想起させて良い。他は、篠田太郎の「Space Camp Site」のコロニーの内側を流れる水滴と、子供が泣き出していた西尾康之「crash セイ…

夏休み初日。 朝食は抜き。諸事情から要請されて、保健所へ健康診断を受けに行くためである。それは会社で受けるものだと云う現実をお持ちの方は幸福だ。私が勤める会社は、健康診断を受けさせる義務を、貧乏を理由に怠っておるのだ（苦笑）。血液検査は行わ…

エミール・ゾラ『金』（訳・野村正人。藤原書店） 鈴木淳史『わたしの嫌いなクラシック』（洋泉社新書）

実家に立ち寄る。弟の買った『並木橋通りアオバ自転車店』の最新巻を便所で読み、佐々木倫子＋綾辻行人『月館の殺人』（上）を借りてくる。 帰宅後『月館の殺人』を読む。第六話で度胆を抜かれる。これはちょっとスゴイ。佐々木倫子の漫画は本当に面白いなぁ…