2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
イアン・R・マクラウド『夏の涯ての島』(訳・浅倉久志他。早川書房) ノーマン&ジーン・マッケンジー『時の旅人 H・G・ウエルズの生涯』(訳・村松仙太郎。上下巻。早川文庫) 永山薫『エロマンガ・スタディーズ 「快楽装置」としての漫画入門』(イースト…
朝からMR君から頂戴したクセナキスの電子音楽や比較的編成の大きな曲をずっと聴いているが、素晴らしい異物感に震える。午後過ぎから三宮に出て、古本屋を経巡り、電車ゴトゴト。車中、佐々木敦氏の『ゴダール・レッスン』を引っ張り出して「盲目の主題によ…
学校も散髪も行かず終日家でテープ起こし。朝方、ようやく一つ終える。柚子が蒲団を出るのと入れ替わりで蒲団に潜り込む。
昼遅くまで、テープ起こし。洗濯を済ませ、大阪音大に。 K氏の企画であるオケの生演奏つきの結婚式「オーケストラル・ウェディング」*1にI嬢とKB君が新郎新婦役で出演するので見物に。私の結婚式のときも、私の歩き方がロボットみたいだと云われたが、現役の…
ジル・ドゥルーズ『差異と反復』(上下巻。訳・財津理。河出文庫) 10代の頃ドゥルーズは『ニーチェ』一冊で私の読書の傾向を変化させ、20代の頃はその「生の哲学」がくだらないものだと思え、この頃再び、どうやらやはりキチンと向かい合ってみるべき書き手…
朝早く出社前の柚子に起こしてもらってレンタルDVDを返しに行き、コンビニで雑誌を数冊立ち読み(例えば佐藤優が『SPA!』の巻末で連載している「人生相談」は滅法面白い)して、小雨の中を帰宅してテープ起こし。 押井守の『スカイ・クロラ』の特報第2弾がウ…
昼過ぎ、義姉が取れたての苺と、大根と人参を持ってきてくれる。 洗濯と皿洗いを済ませて、夕方学校に。一コマ学科を受けて、隣町に。本屋をぶらつき、DVDを借りる。会社帰りの柚子と待ち合わせて、薬局に寄って買物をしてから、帰宅する。夕食は鰻。美味美…
シアターシンクタンク万化の『この荒野の物語』を観る。梅田のツタヤで弟と待ち合わせ、シアトリカル應典院の手前の古本屋でF大兄と遭遇し、劇場の前でH監督と邂逅。 役者の演技、美術、衣装は、これまで私が観ている「万化」の公演の中でも、非常によく練ら…
デイヴィッド・リンチ監督『インスタレーション 『インランド・エンパイア』、『リンチ1』』
朝起きると歯医者の予約の五分前で電話を掛けてキャンセル。MT君から頂戴したクセナキスを聴く。「シナファイ」と「エリダノス」が好き。それから、MR君からごっそり借りたマグヌス・リンドベルイを聴く。基本的にはマジメな現代音楽だが、時折、ブチ切れる…
宮澤淳一『マクルーハンの光景 メディア論がみえる』(みすず書房)
義姉がきて姑の荷物を片づけてくれる。お茶を飲みケーキをつつきながら姪の話をきく。 夕方、第13回「堂山カンタービレ」。I嬢、MR君、MT君で。前回は姑の葬儀で私は参加できなかったので、この顔触れは私には久しぶり。 T駅の間近の、MR君が見つけた新しい…
水曜は男女の区別なく常に千円と云う大変結構なシステムを採用しているシネカノン神戸で、ジュリアン・シュナーベルの『潜水服は蝶の夢を見る』*1を観る。 画面の向こうから、登場人物が、まっすぐこちらに視線を投げかけてくることは、劇映画の文法が熟れて…
ローレンス・M・クラウス『超ひも理論を疑う 「見えない次元」はどこまで物理学か?』(訳・斉藤隆央。早川書房) ギー・ドゥボール『スペクタクルの社会』(訳・ちくま学芸文庫) 平凡社版の頃からずっと手許に置いておかなきゃと思い続けて十数年。ようや…
マーラー『交響曲第10番(1976年クック版)』(指揮:ダニエル・ハーディング。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
朝早くから出掛けて、学校の入学手続きをする。自動車学校である。学科を一コマ受けて、帰宅する。いわゆる性格テストのような「運転適性試験」は面白かったが、なかなか緊張する。 夕方、弟が訪ねて来る。彼がこのウチに来るのは初めて。紅茶を飲みながら、…
朝早く起きて、きのう義姉と柚子が片付けた姑の衣類などの、大量のゴミ袋を棄てる。 部屋の掃除をする。それは、積み上げた本の整理のことである。 昼、中島貞夫の『実録外伝 大阪電撃作戦』を昔買ったままになっていた中古ヴィデオで観る。松方弘樹の、渡瀬…
ノーノの『プロメテオ』を聴く。モーツァルトの『レクイエム』を美しいと感じることができるなら、この曲も、やはり美しい。 カレンダーを繰るみたいに少しずつ読んでいた四方田犬彦の『映画はもうすぐ百歳になる』を終わりまで読み終えてしまう。小さくて、…
ジル・ドゥルーズ『記号と事件 1972-1990年の対話』(訳・宮林寛。河出文庫)
ルイジ・ノーノ『プロメテオ 聴く悲劇』(col legno)
ジョージ・H・R・パーキンソン『ルカーチ』(訳・青木順三、針谷寛。未来社) ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(訳・西永良成。河出書房新社) クンデラ再読の目論見みもあり、千野訳で既に読んでいるが、クンデラが大幅に手を入れた仏語版から…
山田一雄『一音百態』(音楽之友社)
終日、拙宅でPCをポチポチ。終わらない……。 外で猫が、なぉなぉと啼いている。可愛い。 柚子から前倒しのヴァレンタインに頂戴したデメルのチョコレートと、昨日M女史から頂戴したチョコレートを食べながら、徹夜でポチポチポチポチポチ……。
朝、少しだけ椅子で眠り、会社に行く柚子に挨拶。昼から京大の教育学部に。京都は本格的な雪で驚く。 M女史から案内を頂いた、ポール・スタンディッシュ氏の講演「Reading,Writing and Narrative」。じぶん語りと、其処からじぶんをクリアカットなものと見做…
姑の死亡に至る診断書を取りに、久しぶりに病院に。 その後、銀行に向かうが、目の前でシャッターが閉まる。絶句。 S君から頂戴したジェイムズ・ブラウンの'71年パリに於けるライヴ盤『LOVE POWER PEACE』の荘厳な演奏を聴きながら(成るほど「真っ黒。」と…
一柳慧『ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」、「リズム・グラデーション」、「森の肖像」』(カメラータ・トウキョウ)
朝、柚子とゴミ出しをしてから、再びちょっと眠る。 先日、夢のなかで松平頼則を聴いていて、その残滓を引きずりながら、松平頼則を聴く。 少し遅い朝食を食べたあと、柚子と猫の里親募集のサイトを閲覧したりする。そろそろ此処でも猫を飼いたい。。。。 ポ…
終日、拙宅でPCをポチポチと叩いたり本を捲ったり矢代秋雄の「ピアノ協奏曲」と「交響曲」を聴いたり、Gen Hiranoと云うピアニストの、一柳慧やバーバーの演奏をYouTubeで眺めて驚いたり、涼宮ハルヒの「God knows...」を聴いたりして過ごすが、ポチポチの方…
諏訪敦彦監督『不完全なふたり』(stylejam)
どちらかと云えば、雨。終日、拙宅で。U君と会うのをキャンセルして、PCをポツポツ叩いたり、皿を洗ったり、夕食は柚子とおでんを平らげたり。MT君とメールしていて、無性に漱石が読み返したくなる。黒沢清の『CURE』や押井守の『天使のたまご』を見返したり…