2010-01-28から1日間の記事一覧

柚子がそろそろ起きてくる朝六時ごろ、中野重治の「村の家」を読み終える。読後、「ふうううぅぅーっ」と、詰めていた息を大きく吐きだすしかなかった。未決の息子に送る手紙の文面も良いのだが、小説の最後で、息子とふたりきりで対峙した父・孫蔵の語りが…