2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう買った古書と届いた古書

江藤淳『連続対談 文学の現在』(河出書房新社) 樫山欽四郎『哲学の課題 樫山欽四郎哲学論集』(講談社学術文庫) 前田陽一『含羞のエンドマーク 前田陽一遺稿集』(あすなろ社) M・メルロ=ポンティ『知覚の現象学』(下巻。訳・竹内芳郎、木田元、宮本忠…

スペクトル前夜のオルガン

昼前から柚子の作った弁当を持って、某音大へ。堂山カンタービレ諸氏とC君と共に、K先生からスペクトル楽派の音楽に就いての講義を受ける。当然、彼らはいきなり出てきたわけではなく、スペクトル楽派は過去のクラシック音楽の、近代フランスの音楽のさまざ…

きょう届いた新刊と買った古書と新刊

磯崎新、新保淳乃、阿部真弓『磯崎新の建築・美術をめぐる10の事件簿』(TOTO出版) 白崎秀雄『三渓 原富太郎』(新潮社) 神林長平『グッドラック 戦闘妖精・雪風』(ハヤカワ文庫) 江藤淳『文学と私・戦後と私』(新潮文庫) 前島賢『セカイ系とは何か ポ…

雨の強い一日。

ジャック・ロジェは結局新開地のアートビレッジセンター(個人的には蟠りがあり、決して好きなところではないけど)で、みることに決めて、TVで女子フィギュアを眺める。それから散髪に行くつもりだったのだが、家を出るのが少し遅くなってしまって、けっき…

きょう届いたCD

『リゲティ、レヴィナス:ピアノ曲集』(ピアノ:ミカエル・レヴィナス。ACCORD) 『モネ劇場の「モーツァルトの一夜」』(ゾフィ・カルトイザー(ソプラノ)、指揮:大野和士、モネ劇場交響楽団。2006年10月29日ライヴ録音。CYPRES)

風が強い一日。

朝、ミカエル・レヴィナスがリゲティと自作のピアノ曲を弾いて入れたCDが届き、ずっと聴いている。大変好ましい。 昼過ぎ、やまもも君から電話。少し駄弁る。話の途中で、「断片としてあるか、小宇宙としてあるか」と云うようなことを口走ってしまったのだが…

朝五時五五分から

昨晩の洗い物を片づけ、回収日だったので空き缶やらペットボトルを棄てに行き、柚子を見送ってから蒲団に入り、中野重治が芥川龍之介に就いて書いている「小さい回想」を読み、そして、「閏二月二十九日」と題された、二・二六事件の真只中で書かれている(…

ぽつぽつと。

昼過ぎごそごそと起きだして、ミュライユの《ゴンドワナ》などの大オーケストラのための曲が入ったCDを聴き、H監督の新作芝居の台本を再読。 洗濯物を取り込んでから、電車に乗って、摂津本山駅まで。 駅前のマクドナルドでH監督と会って、台本の細部に関す…

きょう届いたCD

J・S・バッハ《インヴェンションとシンフォニア》(ピアノ:エフゲニー・コロリオフ。hanssler)

2.22は猫の日。

昼遅くに「しま」が枕元でビニール袋をバリバリやる音で目が醒めて起きる。「しま」のごはんを準備する(空っぽだった。さっきのバリバリはそれへの抗議か要求か?)。トリスタン・ミュライユの作品集を聴いている。 夜はアルバイト。先月まで担当していたお…

きょう届いた雑誌

『en-taxi』(第25号、特集「赤い非望:プロレタリア文学再読」。扶桑社)

ぶつぶつと「転向論」を読む。

きのうは柚子と出かけようかとか云うていたのだったが、結局やめにして、ずっと家のなかにいる。洗濯機を廻して洗濯物をベランダに干したりする。コロリオフの弾く《フーガの技法》をずっと聴いている。耳はとても冴えてくるが、頭は陶然としている。 夜は、…

ものすごく素敵!*1 *1:http://www.youtube.com/watch?v=89Kz8Nxb-Bg&feature=related

きょう買った古書

中野重治『中野重治全集』(旧版。全19巻、別巻1巻。筑摩書房)

『中野重治全集』(旧版)を買う。

昼過ぎまで眠る。風邪薬は効いているみたい。よく眠ったので少しまし。 夕方から、アルバイトに出る前の時間を使って、三宮まで出る。古本屋を廻って、『中野重治全集(旧版)』を「MANYO」で買ってしまう。新版ではないが閉店セールで6,000円になっていたの…

きょう届いたCD

プッチーニ『マノン・レスコー』(指揮:ロリン・マゼール。ミラノ・スカラ座管弦楽団。Sony Classical)

中野重治やっぱりスゴイ。

中野重治の「五勺の酒」を読み終える。敗戦・憲法・天皇、総てが此処にあり、「村の家」をさらに乗り越える、大変な傑作である!! 三宮に慌てて出て、それから借りていたDVDを返しに行き、帰宅してからSkypeで、『アラザル』(vol.4。五月刊行予定!)企画…

きょう届いた古書

原和之『ラカン 哲学空間のエクソダス』(講談社選書メチエ)

寒い夜。

昼になって起きだして(喉が少し痛い。柚子の風邪を引き継いだか? 昨日、柚子がヴイックスドロップのオレンジ味を呉れた。喉が痛くなると私はこれを大量に舐めて治してしまうのである。レモン味ではダメなのである)、アルバイトに出る前はずっと、暖房の前…

きょう買った古書と届いた古書

西部邁『ニヒリズムを超えて』(ハルキ文庫) 保田與重郎『萬葉集の精神 その成立と大伴家持』(新学社。保田與重郎文庫第12巻)

風邪。

今朝は柚子が風邪で会社を休んだ。朝、食卓でとてもしんどそうな顔をして、会社の同僚と電話で話しているのを、「しま」とふたりで、息をつめて心配しながら眺める。柚子はそれから再び蒲団に入って眠り、午後の診察時間に合わせて医者に行く(私も一緒に家…

節分。

昼前、まだ蒲団のなかでうつらうつらしていると、玄関が開く音がして、柚子が会社から帰ってくる。すぐに昼になり、きのうのすき焼きの残りに饂飩を入れてふたりで食べる。柚子は風邪薬を呑み、寝巻きに着替えて、蒲団の中に入って眠る。 私は洗濯物を取り込…

ひきはじめ。

中野重治の「鑿」「手」「歌のわかれ」の三つの短篇からなる『歌のわかれ』を読み終える。作中で動きまわる主人公の外界に対する神経の働きと云うものは、殆ど過敏と云うくらいに、微妙な世界(自身の裡を含みこむ)の震えを感じ取るのだが、それを小説のな…

きょう届いた古書

中野重治『甲乙丙丁』(上下巻。講談社)

眠りを眠る。

さすがにきのうは疲れはてて、午後までぐぅぐぅ眠る。目が醒めると腕のなかで「しま」が丸くなって眠っていて、私が目を開けると彼女も目を開けて、こちらをじっとみる。 大変冷たい雨が降るなかを駅まで歩き、アルバイトに。 帰宅して、柚子の作ってくれた…