2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう買った古書

中野重治『わが生涯と文学』(筑摩書房)

鶯が鳴いている

朝起きて風呂に入り、『シネキャピタル』を読んでいると、窓の外から鶯が鳴くのが聞える。たっぷりと雄弁な沈黙ののち、鶯が囀る。たびたび繰り返されるそれを、耳を欹てて、じっと、聴いていた。 洗濯機を廻し、洗濯物をベランダに干す。朝から喉の調子がお…

『マイレージ、マイライフ』をみる。

朝起きて(正確には「しま」に起こされて)風呂に入り、『シネキャピタル』を読む。 夕方から出かけて、ミント神戸でジェイソン・ライトマンの『マイレージ、マイライフ』をみる。 映画が終わって、私の近くに坐っていたカップルの男のほうが、「救いのない…

きょう届いた新刊

伊藤計劃『伊藤計劃記録』(編・早川書房編集部。早川書房) マルカム・ラウリー『火山の下』(訳・斎藤兆史、渡辺暁、山崎暁子。白水社)

少しずつ書いてゆく。

朝起きてゴミを棄てにゆく。温い風呂に入り、廣瀬純の『シネキャピタル』をふんふんと読みながら洗濯機を廻していると、雨が降ってきたらしい。隣の家の子供が二階の洗濯物を取り込んでいるようで、下からまわりの家のおばさんたちが総出で、枕も入れろ、シ…

きょう買った古書

『批評空間』(2002年第三期第2号。批評空間) 『批評空間』(2002年第三期第3号。批評空間)

『シャーロック・ホームズ』をみる。

昼から出かけて、神戸でH監督*1とmzd216さん*2と会食。ミーティングと称して、よしなしごとを、大変愉しく駄弁る。映画とか演劇とか音楽とか、そういうものが、世のなかのどんな抵抗や防壁も突破する力を持っていると、きっと確信しているひとと話すのは、や…

『ハート・ロッカー』をみる。

『アラザル』の原稿をようやく何とか書き始めることができた。 123君とSkypeで少し駄弁る。昨日の夜から干した洗濯物を取り込んで、夕方から梅田へ出て、関西を旅行中の『アラザル』同人であるpayumu君と会う。有馬温泉に行ってきた彼から炭酸煎餅を頂戴する…

きょう買った古書

N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学(I)ミクロ編』(東洋経済新報社) N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学(II)マクロ編』(東洋経済新報社) 吉村昭『昭和歳時記』(絵・永田力。文春文庫)

すき焼きの夜。

昼、柚子に頼まれてた振込みを郵便局で済ませてから、近所の古本屋の50円棚を漁ってから帰宅する。 夕方からアルバイト。先月まで担当していたお客さんふたりがきてくれていて、少し話をする。 帰宅して、洗濯機を廻す。すき焼きを柚子と食べる。食事のあと…

きょう届いた新刊

四方田犬彦『大島渚と日本』(筑摩書房)

『アバター』をみる。

きょうは残念ながらアルバイトは休み。 夕方から出かけて、モスバーガーで晩御飯を食べてから、ミント神戸で独り、ジェイムズ・キャメロンの『アバター』をみる。云うまでもなく3D版。畏兄南波克行氏*1が日本最速でこの映画をみたひとりだったから、私は日本…

きょう届いた新刊と古書

インゴ・メッツマッハー『新しい音を恐れるな 現代音楽、複数の肖像』(訳・小山田豊。春秋社) 『難かしい話題 吉本隆明対談集』(青土社) 江藤淳との対談「現代文学の倫理」所収。

父が回復する

昼から坊さんがきて、ネット工事の調査員がくる。弟と買った父の病床用のi-podに、ビートルズやらベートーヴェンやらジェイムズ・ブラウンやら、借りてきた吉田拓郎やらを入れる。 柚子と、隣町のスパゲティ屋で晩御飯を食べることにして、夕方から出かける…

きょうは休み。

朝になって、眠る。 きょうは(家計を考えると、由々しきことであるが)アルバイトがないので、夕方から起きだして、ぽつぽつと書き物などを始める(または、tumblrでエロ画像を集める。ちなみに、tumblrでいちばん大事なことは、同じ画像を二度、三度と貼っ…

きょう買った古書と帰ると届いていた古書と新刊

江藤淳『表現としての政治』(文藝春秋) 小林秀雄『小林秀雄全集』(編・大岡昇平、中村光夫、江藤淳。全12巻。新潮社) 坂本多加雄『象徴天皇制度と日本の来歴』(都市出版) 加藤典洋『アメリカの影 戦後再見』(講談社学術文庫) 安藤礼二『神々の闘争 …

家に帰る。

朝、荻窪駅までやまもも君に送っていただき、父の下宿まで戻り、眠る。 十時過ぎに起きて、荷物を纏めてから区役所(の出張所)に寄り、神保町。以前きたときに買おうと思ったのだがけっきょく買わなかった江藤淳の『表現としての政治』が、まだあるだろうか…

寒い雨が降る

夜からアルバイト。ずっと雨が降っているので電車で。 帰りは柚子と待ち合わせて、駅前のスーパーに寄ってから、傘をさして歩いて帰る。 はやく眠ろうとして柚子と一緒に蒲団に入ると、きょうはずっと寒いのだろう、「しま」がひょいとやってきて、私と柚子…

きょう届いた古書

江藤淳『渚ホテルの朝食』(文藝春秋)

風が強く、冷たい。

朝起きてゴミを棄てる。柚子を見送り、風呂に入り、江藤淳の『成熟と喪失』を読み始める。アメリカ滞在を経た江藤の文学観が凝縮されている「日本文学と「私」」をメスにして、いわゆる「第三の新人」たちの文学を解剖して読んでゆく。江藤淳を読んでいてひ…

きょう届いた古書

M・メルロ=ポンティ『知覚の現象学』(上巻。訳・竹内芳郎、小木貞孝。みすず書房) 末松太平『私の昭和史』(みすず書房)

スペクトルのほうへ

少し温かくなってきたからか、真夜中ずっと、何処かで猫がなァぉなぉアと鳴いていた。 朝は六時半に起きて準備をしてMR邸へ向かうが、信号機の故障だとかで電車がずっと止まっていて、やはり少し遅れる。ところで、MR君の家の近くは鉄塔が多いのが、とても素…

きょう届いた古書

江藤淳『考えるよろこび』(講談社文庫) 江藤淳『昭和の宰相たち』(全四巻。文藝春秋) 江藤淳『批評と私』(新潮社) 高橋允昭『デリダの思想圏』(世界書院)

抜粋と洗濯。

先日読んだ中野重治による、激烈な小林秀雄へのディスである「閏二月二十九日」*1に、小林がアンサーとして書いた「中野重治君へ」が、部屋の隅に積み上げた文庫の山のなかの、『作家の顔』に収められているのを見つけて、さっそく読む。少し引いてみる。 君…

きょう届いた古書

ジェフリー・メールマン『巨匠たちの聖痕 フランスにおける反ユダヤ主義の遺産』(訳・内田樹、合田正人、高尾謙史、安田俊介。国文社)

雨の音

朝起きて、ゴミを棄てる。このときは空は明るくて、洗濯をせねばと思うが、再び眠ってしまい、機会を逃す。雨が降ってくる。 夕方からアルバイトに。雨は時折、地面の水溜りの上に、ぽつん、ぽつん、と小さくてきれいな丸い波紋を拡げるくらいになっているが…