2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう届いた古書

江藤淳『対談集 蒼天の谺』(北洋社) ジョージ・スタイナーとの対談などを収める。ヤフオクで落としたのだが、どんな事情があるのか知らないが、おっそろしくぼんやりとしている出品者で、届いたのは、落札してから二週間後である。自動送信の連絡のあとは…

「かおすら!」を見物する。

頼まれていることも、じぶんで決めたことも、今週は、やらなきゃいけないことがどれも全然できていない。これではダメだ。 夕方から出かけて、京都まで。0000ギャラリーで「カオス*ラウンジ2010企画『かおすら!』」をみる*1。0000ギャラリーは町工場の…

雨は続くらしく、『白昼の通り魔』をみる。

朝起きたときから、ずっと雨。 皿洗いをして、近所の郵便局に行き、古典の参考書の「音便」の項を勉強する。 それから、大島渚の『白昼の通り魔』をDVDでみる。たぶん大島の映画のなかで、最もカット数の多い映画なのではないか。しかし、短いショットが異様…

きょう届いた古書

椹木野衣『ヘルタースケルター ヘヴィ・メタルと世紀末のアメリカ』(トレヴィル)

ラ変の応用。

朝起きて、慌ててゴミを棄てにゆき、庭に水を撒く。網戸越しに、「しま」が、小さな庭を眺めている。 遅くになると天気が悪くなってくるとのことだったので、昼、慌てて洗濯をして、ベランダに干す。 皿洗いなどを済ませてから、参考書を広げて、形容動詞(…

きょう買った古書

コリン・ウィルソン『オカルト』(上下巻。訳・中村保男。新潮社) アントニー・ルーリー『内なるオルフェウスの歌 古楽が教えてくれるもの』(訳・有村祐輔。音楽之友社) ホンマタカシ『たのしい写真 よい子のための写真教室』(平凡社)

『アウトレイジ』をみる。

面倒なことに、雨が降っている。 九時、U君の目覚ましの音で起きて、ふたりで荷物の片づけを始める。壁一面に貼り付けられた『罪神』のためのメモを剥がしたり、レンジを磨いたりして、すっかりきれいにする。 荷物を運搬してくれるはずのU君の兄から連絡な…

きょう届いた古書と買った古書

『批評空間』(2000年第二期第24号。太田出版) 張愛玲『ラスト、コーション アイリーン・チャン短編集』(訳・南雲智。集英社文庫)

あいうえおをかく

朝起きて、きょうはどうするかを少し考えてから、ごはんを食べる。それから取りあえず、台所の洗い物を片づける。 風呂に入り、少しずつ読んでいるギュンター・フィガールの『ハイデガー入門』の続き。ちょっと舌を巻く。本当によく書けている。 斜め前のお…

浮かずは「○」、浮けずは「×」

朝起きると、炊飯器にごはんが炊いてある。柚子が会社に行く前にしかけておいてくれたのだ。大変ありがたいことであると感じて、泣きそうになる。 昨晩MR君が送ってくれていたメール、独語と仏語の学習のための手引きを読む。彼自身が実際にやってみて、それ…

きょう届いた古書と買った古書

田川建三『原始キリスト教史の一断面 福音書文学の成立』(勁草書房) 三島由紀夫『剣』(講談社文庫) 福田和也『宰相の条件』(祥伝社黄金文庫) レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』(訳・村上春樹。早川書房)

庭掃除を!

朝、ゴミ棄てに行こうとして家を出ると、斜め前の家のおばさんが慌てて出てくる。梅の木を結わえ直したのは、やっぱりおばさんだったらしい。この木のことがおばさんはずっと気になっていたのだが、きのうの夕方、ふと葉っぱをみると、うどんこ病ではないか!…

きょう買った新刊

丸山眞男『福澤諭吉の哲学 他六篇』(編・松沢弘陽。岩波文庫)

カエルのうたがきこえてくるよ

朝起きると、「しま」は、柚子の部屋の椅子の上で丸くなって眠っていた。 ホルスト・シュタインの振るヴェルディ《ドン・カルロ》をかけながら、ぽちぽちとPCのキィを叩く。外は突き抜けるような晴天。 ギーレンの振るストラヴィンスキーの《アゴン》をかけ…

虎ではなく猫。

明け方、柚子の額を掌で触れると、熱は引いている。私はそのまま眠る。 盆踊りのときに流れている「なんとか節」みたいなのが夢のなかで聴こえている。ぺたっとしたモノラル録音で、女のひとの歌声と節まわしも、ふわふわとしていて心地よい。目が醒めると、…

きょう届いた新刊

ジャック・デリダ『死を与える』(訳・廣瀬浩司、林好雄。ちくま学芸文庫)

朝から朝。

朝起きてPCの画面を覗くと、阪根君*1が『アラザル』のツイッター*2で、私の書いた「一柳慧のいる透視図(第三回)」の冒頭を紹介してくれている。今回は、すっかり江藤淳試論になってしまった。 ずっと日記を書こうとしていて、ずっと書かないでいたふた月ほ…

レーニンである。

朝起きて、皿洗い。PCに向かい、ぽちぽちとキィを叩く。 昼過ぎ、ベランダの外で、カラスの鳴き声。隣室のソファの上でクロワッサンのようなかたちで眠っていたはずの「しま」が、音もなくやってきて、背を低くして硝子窓越しに、音の在り処を覗う。彼女はカ…