2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう買った古書

ジャン・イポリット『マルクスとヘーゲル』(訳・宇津木正、田口英治。法政大学出版局) ロバート・J・シェーンバーグ『ミスター・カポネ』(上下巻。訳・関口篤。青土社) 菅原孝標女『更級日記』(校注・秋山虔。新潮日本古典集成)

『メランコリア』をみる

柚子と待ち合わせてシネモザイクでラース・フォン・トリアーの『メランコリア』をみる。 憂鬱を象徴する星は云うまでもなく土星だが、地球もまたおなじ意味を与えられることがあったはずだと思って、帰宅してから本棚の三島憲一『ベンヤミン』をめくる。「メ…

きょう届いたCD

ジョン・ケージ『ピアノ作品全集』(演奏:シュテファン・シュライエルマッハー。MDG*1) 『ああ、我が心よ! ヘンデル・アリア集』(マグダレーナ・コジェナー。指揮:アンドレーア・マルコン。ヴェニス・バロック・オーケストラ。ARCHIV) *1:http://tmblr…

きょう届いた古書と新刊

クロード・シモン『農耕詩』(訳・芳川泰久。白水社) 美術評論家連盟(編)『美術批評と戦後美術』(ブリュッケ)

きょう届いた古書

マリオン・スタランス『レオス・カラックス:ポーラX』(ロッキング・オン)

きょう届いたCD

J・S・バッハ『無伴奏チェロ組曲』(チェロ独奏:ピエール・フルニエ。ARCHIV) モートン・フェルドマン『ピアノと弦楽四重奏』(ピアノ:ヴィッキー・レイ。エクリプス弦楽四重奏団。BRIDGE*1) *1:http://www.bridgerecords.com/catpage.php?call=9369

きょう買った古書

マイケル・オンダーチェ『映画もまた編集である ウォルター・マーチとの対話』(訳・吉田俊太郎。みすず書房)

今朝は晴れている。洗濯物を取り込む。 便所で青山真治の『われ映画を発見せり』を読んでいるとこんな一節。そのとおりなのである。 既に「人間」は死んだ。「人間」のいない世界で、「人間」でなくなった者ら、〈物〉となったそれらが蠢いている。それはも…

起きると雪が振っている。 風呂のなかで『精神現象学』を読んでいるが、きょうはどうもざわざわして文字が素通りしてゆく。 きょうのアルバイトは結局なくなって、ずっと家のなかで逼塞している。昼過ぎ、柚子がチョコレートとバナナのパイを焼いてくれて、…

きょう買った新刊

芦田宏直『書物の時間 ヘーゲル・フッサール・ハイデガー』(行路社)

梅田まで出て本屋をぶらぶら。123君と電話で少し話をする。 夕方、JRで事故があり、振替切符を貰って阪神などを経由して、ものすごく時間がかかりながらU君邸まで出る。Hさんもきている。 けっきょく終電まで三人で歓談して、とても寒い夜のなか、帰宅する。…

きょう届いた古書と買った新刊

T・E・ヒューム『ヒュマニズムと藝術の哲学』(訳・長谷川鑛平。法政大学出版局) 市田良彦『革命論 マルチチュードの政治哲学序説』(平凡社新書)

きょう届いた古書

ティエリー・ド・デューヴほか『ジェフ・ウォール』(訳・清宮真理。PHAIDON) クロード・シモン『フランドルへの道』(訳・平岡篤頼。白水社)

宮川淳『美術史とその言説』の巻末に、しまい忘れたみたいにぽつりと収められている「近代と現代」より。うまく世紀末美術を説明している(フロイトの精神分析からの響きも聴こえるように思うのは、私がひきつけて読みすぎるためか。本当にいちばん好きなク…

『ファースト・スクワッド』、『シューテム・アップ』をみる。

朝起きてゴミを捨てにゆき、溜まった洗濯物を洗濯機に放り込んでから、風呂に入って宮川淳の『美術史とその言説』の巻末に入っている阿部良雄との往復書簡を読む。阿部良雄の方法こそが、今も生きると思う。しばらくすると雨が降ってくる。 昼を食べてから、…

『ドラゴン・タトゥーの女』をみる。

晩御飯を食べてから、柚子との隣町のシネコンまで出る。パン屋であすのパンを買ってから、デイヴィッド・フィンチャーの『ドラゴン・タトゥーの女』をみる。原作を読んでいないが、物語のレヴェルやキャラクタのありようはジュブナイルのそれである。 しかし…

きょう買った新刊と届いた古書

青山拓央『分析哲学講義』(ちくま新書) 淀川長治、蓮實重彦編『シネクラブ時代』(フィルムアート社)

朝方まで起きてぽちぽちと書き物。いちど起きてゆずと朝食を食べるが、再び眠る。昼過ぎにようやく起きだしてU君邸。U君とHさんと打ち合わせ。

きょう届いた古書と買った古書

ウェルズ・タワー『奪い尽くされ、焼き尽くされ』(訳・藤井光。新潮社) 『美術手帖 1996年3月号』(美術出版社) 田中正之「T・J・クラーク*1」所収。 *1:http://www.clas.berkeley.edu/Events/spring2007/01-31-07-artandviolence/clark-540pixel.jpg

昼前に起きだして、きょうは会社が休みの柚子と昼飯を食べる。 午後から出かけて神戸の図書館で岩波の『文學』の1987年12月号に掲載の阿部良雄による小林秀雄論「現代性(モデルニテ)の時間的構造をめぐって」と、『現代詩手帖』1986年10月号の、阿部良雄と…

『忘れじの面影』をみる

昼は、スパゲティを茹でてカレーの残りと合えて食べる。美味。 DVD(本屋とか駅前なんかでよく売っている400円くらいのもの。まるで期待していなかったが、画質も決して悪くなかった)でマックス・オフュルスの『忘れじの面影』をみる。怖ろしい傑作。

きょう届いた古書

沢田康彦、畑中佳樹、斎藤英治、宇田川幸洋『映画的 映画が大好きなくせに月に一度しか映画館に行かないあなたに』(フィルムアート社)

きょう届いた古書

マイケル・オンダーチェ『ディビザデロ通り』(訳・村松潔。新潮社)

夕方、原稿を書き終えて送る。そのままアルバイト。帰宅後、電話があり、これでOKとのこと。安堵する。

きょう届いた古書

畑中佳樹『夢のあとで映画が始まる』(筑摩書房)

きょう届いたDVD

マックス・オフュルス監督『忘れじの面影』

きょう届いた古書

ジェフ・ニコルスン『美しい足に踏まれて』(訳・雨海弘美。扶桑社ミステリー文庫) 竹内敏雄(著・編訳)『ヘーゲル美学』(河出書房)

「西田博至展」をみる

きょう買った古書

戸部良一『逆説の軍隊:「日本の近代」第9巻』(中央公論新社) 水谷三公『官僚の風貌:「日本の近代」第13巻』(中央公論新社) 服部英次郎・編『キリスト教会とイスラム:「思想の歴史」第3巻』(平凡社) 山崎正和『鴎外 闘う家長』(河出書房新社)

『歴史は女で作られる』をみる

海に突き出した無人の突堤のおもてをびっしりと埋めるように、全身の羽根をぷっくりと膨らませて丸くなった海猫の群れが、碁盤の目の上に乗っているみたいな規則正しさで並んで泊っているのを、車窓から眺めた。 元町の病院に寄る。すっかりよくなっている。…