2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

職場を出て携帯をみると、柚子からメールが入っており、きょうの晩御飯は鰻だとのこと。歓び勇んで帰宅する。丼飯の上に載せられた鰻は、てらてらとしていて、内側からとてもむっちりとふくふくしており、口に入れてゆっくり噛みしめると、ゆるゆると溶けて…

夕方から出かけて梅田まで。ぶらぶらと歩いて、Oギャラリーeyesで中小路萌美「夜のない絵」展をみる。丁寧で執拗な知性と手の劇としての絵画。

カヨコの大発明とbaghdad cafe'をみる

仕事を終えて(直帰)から日本橋まで出て、in→dependent theatre 1stで、カヨコの大発明『HDDD』とbaghdad cafe'『彼女って必要?』をみる。それぞれ三〇分ずつの短い芝居の二本立て。

きょう届いた古書

持田季未子『絵画の思考』(岩波書店)

今日も出かけるつもりだったが昼前に起きて昼飯を食ってのらくらしている。ようやく出かけようかと頸にネクタイを巻いたりするが、窓の外をみると雨も止んでいないので、けっきょく止して、パシフィカ・クァルテットのショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集…

きょう届いた古書

テリー・イーグルトン『美のイデオロギー』(訳・鈴木聡、藤巻明、新井潤美、後藤和彦。紀伊國屋書店)

仕事を終えると柚子から電話があって、三宮で待ち合わせて元町のほうへ向かって歩き始めるが「ムジカ」は珍しく早じまいで、元町駅前まで抜けて鯉川筋の脇を路地をうねうねしながら昇りながら、また三宮のほうへ歩いてゆき、けっきょく柚子が行ったことのな…

夜中に借りていたDVDを返しに行った以外は、ずっと家のなかにいて、ぽろぽろ本を読んだり書き物をしている。

ジャック・ランシエールへのインタビュを纏めた『平等の方法』を読み始める。きのうまで読んでいた本がヤクザたちの肉声がぱんぱんに詰まった『映画の奈落』だったので(高田宏治らと共に取材のため初めて川内弘と会った奈村協が、「とってもハンサムだし、…

仕事を終えてすぐ近くのミスタードーナツに入り、カフェオレをがぶ呑みしながら伊藤彰彦の『映画の奈落 北陸代理戦争事件』を一気に読む。松方弘樹の演じた川田のモデルとなった北陸ヤクザの親分川内弘が、数ヵ月後、自身が襲撃されて殺されるいきつけの喫茶…

きょう買った古書と届いた古書

高橋康也『S・ベケット』(研究社) 松田政男『日付のある映画論 松田政男のシネ・ダイアリー』(ブロンズ社) 『美術手帖:1973年8月号:体質診断・日本現代美術』(美術出版社) 岡村昭彦『南ヴェトナム戦争従軍記』(岩波新書)

木村太陽「55 Bethune Street,NYC」展をみる

昼過ぎまでぐてぐてと過ごして、柚子が昨晩つくってくれたカレーを食べ、柚子の蒲団の中で眠っている「しま」を撫でて、洗濯機を廻してから出かける。 アートコートギャラリーで、木村太陽「55 Bethune Street,NYC」展をみる。窪みと窃視をめぐって、そこか…

美術展に行くつもりだったが風呂に入ったり本棚から抜いた本を斜め読みしたりしているうちに、あっという間に夕方になる。休日こそ計画的にぱりっと動きたいと、いつも思うが、なかなか巧くゆかない。 柚子と晩御飯を食べてから、隣町の駅前の貸DVD屋に返却…

朝からまたショスタコーヴィチの《ヴィオラ・ソナタ》を、ぼーっと最後まで聴いている。 仕事を終えてからH氏、U君と駅前のファミレスで終電まで駄弁る。 毎月五万円まで、家のプリンタだとかコンビニのコピー機などで、勝手に刷って普通に使うことができる…

きょう届いた古書

フランシス・フクヤマ『人間の終わり』(訳・鈴木淑美。ダイヤモンド社)

パリでテロ。電車の中でツイッターをぼんやり眺めていると、糞みたいなポンチ絵を描いたんだから、こういう事態を招いたほうが悪いとでも云いだけな書き込みが幾つもリツイートされてきて、うんざりする。大人びた賢さとは冷笑であると信じ込んでいるらしい…

きょう届いた古書

アラン・バディウ『サルコジとは誰か? 移民国家フランスの臨界』(訳・榊原達哉。水声社)

「百度の鈍角」展をみる

洗濯物を取り込み、郵便局で振込みを済ませ、ばたばたと出かけて、烏丸まで出る。「kara-S」で、迫鉄平と正木晶の二人展「百度の鈍角」展*1をみる。ぐっとくる展覧会だった。 展示をみていると、そこへ入ってきた櫻井君とばったり出会う。 そのあとでドトー…

『北陸代理戦争』をみる

バシュメットとリヒテルによる、ショスタコーヴィチの《ヴィオラ・ソナタ》を久しぶりに引っぱりだしてきて聴いている。こんなにいい音楽だったのかと驚きながら。ショスタコーヴィチの音楽がぎりぎりまで切りつめられていて、しかし総てが盛り込まれてる。…

きょう買った古書と新刊

スラヴォイ・ジジェク『全体主義 観念の(誤)使用について』(訳・中山徹+清水知子。青土社) 『REAR 33号:特集:弥衛さん』(リア制作室) とても充実した浅野弥衛特集。

きょうから仕事。正月休みなんて実際とても短いが、すっかり夜更かしに馴れてしまっていて、けさは起きるのが辛く、ぎりぎりの時間まで蒲団に潜っている。 仕事を終えて三宮の古本屋とジュンク堂を覗いて帰宅する。柚子と晩御飯を食べる。

久しぶりにフルトヴェングラーの振る《トリスタンとイゾルデ》を引っぱりだしてきて、椅子の座面の端に尻をひっかけてだらりと延びて、第一幕を聴いている。最近ずっとこういうワーグナーを聴いていなかったからとても新鮮で、濃淡のくっきりとした性格の強…

夜中に千葉潤の『ショスタコーヴィチ』を引っぱりだしてきて、「ジダーノフシチナ」の章をぱらぱらとめくる。「不意に何者かが、ショスタコーヴィチに紙切れを渡し、「全部ここに書いてあります、ドミトリイ・ドミトリエヴィチ、ただそれを読み上げなさい」…

謹賀新年

柚子は朝から用事で出かけて、私は昼過ぎまで眠っており、「しま」も柚子が抜けた蒲団の中に潜り込んで隣で眠っている。 夏田昌和の大好きな《啓蟄の音》と《収斂》で、今年の音楽の聴き始めとする。 柚子を半分切って浮かべた風呂に入って、だらだらと『ニ…