2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

職場を出てから駅前のにしむら珈琲店の二階で、独りで慰労会。「おつかれさま」と呟いて甘い甘いウィンナーコーヒーを呑んで帰宅する。

シネマ神戸でシャンタル・アケルマンの『私、あなた、彼、彼女』を見る。ようやく女が部屋を出た道路脇のショットの、息をつける拡がりのありがたさ(しかしそこもまた新たな密室かも知れないという不穏さが画面の隅に潜んでいる)。部屋の中でふたりの女が…

シネマ神戸でリヴェットの『北の橋』を見る。パスカル・オジエの出てくるところは(それだけではないが)どこもかしこも最高。ビュル・オジエの「過去の火遊び」というのはおそらく1968年の不発の革命のことだろう。怪人クモ男の攻撃を受けて繭の中で眠り込…

2015年以降、今年がいちばん多くこのブログを書いている。たぶんTwitterがつくづく嫌になったことと、しかし、つまらないなりに心が動くこともあれば、それを書き留めておきたいという気持ちがあったからだろう。

新開地まで出て、シネマ神戸でジャック・リヴェットの『デュエル』と『ノロワ』を見る。『デュエル』はパリのいかがわしいダンスホールを舞台に、いきなり鏡が割れたり異能者たちの超能力バトルみたいになってゆくのは面白かったが、掴み損ねているうちにし…

IZ*ONEの《Mise-en Scène》には「ミーザンセーヌ」とそのままするっとひと繋がりに歌うところと、「Mise-en」で溜めて「Scène」でぐーっと延びるところがあるのだが、この中断と解放が聴きたいばっかりに、何度も繰り返しリピート再生している。 映画を見に…

仕事の帰りに髪を切って、帰ってからシャワーを浴びて髪も洗う。二階の窓を網戸にしてがらがら開けて、冷たい風が吹き抜けるなかを蒲団の上に転がって『攻撃される知識の歴史』を読んでいる。

スパゲッティを茹でて食べる。DVDで青山真治の『Helpless』を久しぶりに見る。二体の死体の間に秋彦を押し込んで、ポラロイドで「記念写真」を撮るシークェンスのことを、すっかり忘れていた。デイヴィッド・リンチの『ワイルド・アット・ハート』を見直した…