2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

TVの前に積んである映画とかオペラのDVDを、押入れの中に戻す。戻した分だけ、まだ見ていないもの、また見返すものなどあれこれ悩みながら出してきて、また一本、柱ができる。

マーティン・ジェイの『永遠の亡命者たち』の「ジークフリート・クラカウアーの脱領域的生涯」を読んでいるとアメリカの実験的な映画の作家や批評家たちの名前が、「アーサー・ナイト、ロバート・ウォーショウ、シャーリー・クラーク、パーカー・タイラー、…

昼から出かけて、フェニックス・ホールでドーリック弦楽四重奏団を初めて生で聴く。ベートーヴェンの《11番》とハイドンの《49番》 、休憩を挟んで再びベートーヴェンの《12番》。最高だった。ダンスのようだった。

今年も柚子から貰ったデメルの猫の舌のチョコ(今年はミルクだった)を食べ終える。

野村修の『スヴェンボルの対話』を風呂の中で読み終える。とてもいい本だった。新しいベンヤミンの翻訳もどんどん出るようになって、野村修のことは忘れるようになっていた。これは1971年に出た本で、1930年生の野村は40歳だ。タイトルには三人の名前が出て…

昨日の夜は聴かなかった、CDの後半に入っているライブ盤らしい『Another Day/Another Dollar』を聴いて、ようやく『Solid Gold』の面白さが判る。1stのカリカリのパンクとはずいぶん違うので戸惑ったが、この脱臼ファンクも気持ちいい。

堂山の風俗無料案内所の前を通ると、中から流れてくるポップスがとてもいい曲で、あれこれなんだったけ?と必死に考えてみたらXGの《SHOOTING STAR》だった。

昨日買った『Entertainment!』がとてもかっこよかったので、今日も閉店間際に中古レコード屋に何とかぎりぎり飛び込んで、セカンドアルバムの『Solid Gold』にEPの『Another Day/Another Dollar』が入ったCDもやはり買う。

仕事帰りにまだ開いていた中古レコード屋に飛び込んで棚をうろうろ。ギャング・オブ・フォーの『Entertainment!』のCDを買って帰る。

野村修の『スヴェンボルの対話』を読み始める。冒頭のエルンスト・ブロッホの講演の話を読んで、そういえばこのブロッホもエッセイの人だったと思う。

朝の五時過ぎに居間でうたた寝から目が覚めて、蒲団に入って眠るには遅すぎて、風呂に入る。湯船の中で西川直子の『クリステヴァ』の終わりのあたりを読んでいる。触発されつつ、次第に考えが逸れて行って、空っぽの暗がりについて、考えるようになる。それ…

私の批評を読んだ或る仏文学者から「何であなたがこれを書いたのか、その動機が判らない」という感想をもらう。批評にそんなものがいるだろうか。私の動機が何であろうが、或る作品の表面に何がしかの徴があり、それは斯くの次第で、このように読める、とい…