真夜中の怪談は階段で。

  • 眠りに眠って十一時起床。朝食は昨夜の酢豚を再び。渋谷慶一郎のCDを聴く。彼の音楽を聴くのは初めて。いわゆるノイズ系に分類されるのだろうか? 音は空気の振動であると云うことを思い出す。しかし、心憎い美しさがある。たびたび聴くアルバムになるだろう。
  • 朝起きて、すぐ思い付いたことがあったのでUくんと電話で雑談。やはりラカンも読み返さねばと思う。午後から、ずいぶん延びた髪を切りに行く。実家の近所の、中学生の頃から通う散髪屋である。最近、此処に来るときはいつも大西ユカリの『ハッスル歌謡曲』の放送時間だ。
  • 実家に寄る。軽く食事を取りながら、祖母や母、学校から帰った弟とあれこれ話す。母は途中、彼女の母の見舞いに出掛ける。私も少ししてから、そのあとを追って祖母の見舞いへ。きょうは風呂に入ったとかで顔の肌もつやつやしていて元気そう。快癒を祈るばかり。
  • 母と実家に戻り、猫と遊ぶ。弟から吉崎観音の『ケロロ軍曹』の最新巻を借りる。私はこの漫画が大好きなのだ。一緒に弟がお薦めのおかゆまさき撲殺天使ドクロちゃん』と、アニメ『巌窟王』の一巻も借りる。ちなみに私はラノベにも非常に疎い。そのうち父も帰宅。なんだかんだと手土産を持たされて、結局、十時前に実家を出る。
  • 帰宅後、柚子とあれこれ話す。風邪はだいぶましになったらしい。真夜中に、先日立ち読みした『サイゾー』のヅカ特集に載っていた幽霊話(昔、舞台装置に挟まれて公演中に胴体を切断されて死んだ娘役がいて、今も劇場を彷徨う彼女の幽霊に肩を叩かれるとトップになれる。実際、紫吹淳は叩かれたことがある、とか)を、姑が眠ってしまって真暗な階下の台所に降りながら柚子にすると、彼女は気味悪がってそのまま寝てしまう。悪気はなかったのだが、ゴメン。