昼寝と古書肆の日

  • 9時半起床。眠い。姑が墓参りは明日にしようと仰る。柚子の傍らでうたた寝。昼飯は、柚子とナポリタンを作って食べる。柚子の傍らでうたた寝。本の片づけは遅々たる歩み。
  • 夕刻、柚子が駅前までケーキを買いに出掛ける。帰宅すると柚子が「『オルフェウスの窓』幾らで買った?」と訊く。3千円と答えると「あら、残念」と云う顔をする。さっき、近所で古書肆があるのを見つけて、其処を覗くと全四巻の愛蔵版が2千円で売っていたとのこと。歩いて行ける場所に、まだ見ぬ古書肆があると聞いて、出掛けないわけにはゆかぬ。帰ってきたばかりの彼女の背中を押して、出掛ける。*1
  • 古書肆に辿り着く。一見、中古ゲーム屋のような店構えだが、なかなかしっかりした品揃え。しかも本日は全品一割引のサーヴィス・デイなのだ。いきなり店の入口の50円棚で、探していた吉田秀和の『世界の指揮者』に迎えられて狂喜。ふたりで書架をみっちりと渉猟する。柚子は主に料理本を買い求めていた。大変満足して古書肆を出る。

*1:実はその前に、三人でお茶を飲みながらケーキを食べた。先週の姑の誕生日を、私たちはすっかり忘れていたのだ。