「なんでニンテンキャットはないの?」と柚子は訊ねた

  • 午後からDくんと営業に出る前に、某大型リサイクル書店にふらっと立ち寄る。すると、店員さんが集英社版「世界の文学」をずらっと並べて、雑巾で拭いている処に遭遇。訊ねると、これから100円棚に並べるので、その前に好きなのがあれば抜いていってくださいとの由。いちど事務所に戻らねばならないことも忘れて、ごっそりと買い求める。幸い、事務所には読書好きの経理のおねーちゃんがいただけで、社長には遭遇せず。
  • 実家の妹からメールが。黒猫が昨日手術を終え、一日入院して帰宅したとのこと。単なる避妊手術のつもりだったのだが、子宮に腫瘍ができていて、大がかりな手術になったとか。放っておいたら命が危なかったらしい。良かった。実に運の強い子である。
  • 仕事を終えてから近所の焼鳥屋で、Dくんの送別会。社長の顧客の店なのだが、妙に凝りすぎている焼鳥屋で、私は余り好きになれなかった。
  • 十時半、お開き。社長と専務と別れてから、残りの面子でお茶。レアチーズケーキを注文するが、それなりの値段を取ったくせにマズイ。
  • 経理のおねーちゃんの子供も来ていて、彼の「ニンテンドッグス」を遊ぶ。柴犬の身体をスティックでぐりぐりと撫でまくると、犬の表情がどんどん絶頂顔になる。こ、これはスゴイかも。
  • 通勤鞄とお弁当袋と本がギッチリ詰まったビニール袋を両手に、ふうふう云いながら帰宅。まだ起きていた柚子とお話。そのまま寝てしまう。