世界の秘密はいつだって四文字のなか

  • 朝の通勤電車の中で、シュニッツラーの『夢奇譚』を読み終える。彼は世紀末ウィーンの法と本能の間にみずからを宙吊りし続けた作家だが、この小説は、云わずと知れたキューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』の原作でもある。他の男に欲情したことがあるのよと妻に告げられた男が「くそぉ、んぢゃ俺だって浮気してやる!」と奮起してウィーンの夜の街を彷徨して、ちょんの間やら秘密乱交パーティの館に潜り込むのだが、理性だの偶然だのに邪魔されて、結局チンポの先すら挿入れないまま、夫婦の寝室に帰還する。そして、妻に総てを打ち明けて、朝までふたりでぐっすり眠る、と云う小説だ。
  • くだらない浮気に飛び込みたいと云う衝動を抱えても、非道いことにならないように、神様がちゃんと救ってくださる。そう云うことは確かにあると私は思う。
  • 神様を信じているのかって? 当然じゃないか。宗教とか信仰とは縁がなくても、神様を信じることはできる。
  • シュニッツラーを読み終えて、さっそく『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読み始める。
  • デカい台風が接近しているとか。電車止まって、会社、休みにならねぇかなぁ。