2005-10-18 きょう買ったCD 音楽 指揮:セルジュ・チェリビダッケ『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第四番、ラヴェル:ボレロ、ラ・ヴァルス』(ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団。RARE MOTH) いわゆる裏青盤。有名な演奏だが、この「ラ・ヴァルス」は破格。ぞくぞくする。墓場の舞踏会の音楽だ。細部の構築が恐ろしいほど克明で、ヨーロッパ(ハプスブルク帝国)の栄華と、それが第一次大戦で粉々に破砕されて踏み躙られるさまがくっきりと目に浮かぶ。「ボレロ」もこれを聴くと他の演奏がすっかり薄っぺらいものに思える。チェリビダッケの何が凄いのかが嫌になるほど判る演奏。 ちなみに、きょうも柚子の部屋でうたた寝してしまう。