読書する男

貧しいながら自前の箱庭(コンテキスト)をつくりだすこと。
映画を他ジャンルに侵略させて、多層の虚構をつくること。好きな映画を何度も体験するためには、このいかがわしい作業に熱中することが不可欠なのだ。

「あとがき」より引用。ああ、座右の銘にしたい。

  • 佐藤亜紀の『外人術*1を読み始める。この本も、何度もつまみ食いしているが、頭から読むのは初めて。

*1:正式なタイトルは以下の通りだそうだ。『外人術。或いは、日本人たるに草臥れ果て、ささやかな休息を求めて暫し居場所を変え、余所者たらんとする人々に供する体験的手引書。ただし筆者は本書の内容を信じた為に生じる損害に対する責任を負わず。』