『トップをねらえ2!』は大傑作

  • 鶴巻和哉の『トップをねらえ2!*1を最終話まで観る。最後で、爆泣。滂沱。声をあげて泣いてしまった。
  • 素晴らしい大傑作。原典の『トップをねらえ!』すら、庵野版『帰ってきたウルトラマン』も『劇場版エヴァンゲリオン』も含み込んで乗り越えて、これまでのガイナックスの到達点の、次の場所に進宙している。
  • あまりに素晴らしかったので、ほうぼうに「見ろ見ろ見ろ」と連絡、既に観ているF大兄と電話で話す。
  • その後、庵野秀明の『トップをねらえ!』の全話を一気に観る。これを観るのは何年ぶりか。中学生の頃、KBS京都のラジオ「はいぱぁナイト」を同級生のオタクの友人たちと聴いていて、月曜日の富永み〜なパトレイバー)派と金曜日の日高のり子(トップおよびナディア)派に別れて、繰り返された内ゲバを懐かしく思い出す。「はいぱぁナイト」の存在そのものを、月曜日派の領袖だった親友I君から教わった私だったが、根が下品なので、すぐに金曜日派に寝返った*2。出した葉書が採用されたのも金曜日のほうで、やはりと云うか何と云うか、下ネタだった。日高のり子が葉書を読んだあと「よく判りませんねぇ〜」とコメントしたのを覚えている。金曜日にはゲストで庵野秀明が良く出てきて、日高のり子にボコボコに弄られていた。「空母そそそそ」なんて綽名を付けられて、それでも嬉々として『ナディア』の後半の作画監督の名前として使っていて、げらげら笑ったものだった。恋って盲目ね。そう云えばバナナフリッターズのイヴェントに、日高のり子狂だった友人*3に連れられて行ったことがあるはず。
  • 閑話休題。久しぶりに、こうして『トップをねらえ!』を見返すと、『トップをねらえ2!』の総ての要素が、母の不在もおっぱいポロリも似非ハードSFも何もかも、萌芽として既にそのなかにあることに気づかされる。もちろん『トップをねらえ!2』では、榎戸洋司の脚本の所為で、アドレセンスの絶望は深くなっているが。
  • 本当に『トップをねらえ2!』は素晴らしい傑作だ。なぜならば!!これぞ先行する作品群の継承であり、つまり「星を継ぐもの」なのであるから。
  • しかし、中学生の頃に見たときはノリコたちの着ている戦闘服は超エロい!!と思ったものだったが、今ではもう普通だねぇ、こういうデザインは。
  • ちなみに、第六話で本物の「おねぇさま」になったアマノカズミは、今見てもやっぱり激萌えですな。

*1:http://www.top2.jp/

*2:月曜日のレギュラー「謎の外人フリッパーさん」は大好きだった。火曜日はさらに下品だったので、友達には云えなかったが、愛聴していた(笑)。

*3:ミクシィで再会。今じゃこ奴は某大手銀行員で子煩悩なパパですよ。いやはや、まさにわれわれも「果しなき流れの果に」だねぇ。