- テッド・チャンの短篇集『あなたの人生の物語』を読了。どれも恐ろしく巧み。特に表題作「あなたの人生の物語」と「地獄とは神の不在なり」は、まるで、現在最も真摯な映画を撮るM・ナイト・シャマランのそれを思わせる。「七十二文字」や「バビロンの塔」に於ける、世界像の指し示しかたも非常に好き。ストレートな恋愛小説として読める「ゼロで割る」も良い。
- ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』のリブレットを読み始める。音楽抜きでも、ワーグナーの台本はとても巧みで、結構面白いのだ。
- 夕方、天神橋筋から中崎町の古本屋を慌ただしく廻る。文庫本二冊を数百円で。
- 九時過ぎまで事務所でこりこりと仕事をして、帰宅。