2006-10-23 『競輪上人行状記』をやっと観る 映画 会社の近くの大型古書店で、泉鏡花の文庫などが百円棚に並んでいたので、あるだけ買う。 雨。日劇会館にて山本薩夫監督の『天狗党』と西村昭五郎監督の『競輪上人行状記』の二本立て。 『天狗党』は連合赤軍事件みたいな映画だったが、後者こそがずっと観たかったのだ。脚本は今村昌平で、いわゆる「重喜劇」っぷりが遺憾なく発揮されている。なかなかの傑作。主演の小沢昭一を始め、南田洋子など出演者たちが皆とても良い。 帰りに、久しぶりに出掛けた難波の古本屋にて、デーブリーンの『ベルリン・アレクサンダー広場』が、何と揃いで1500円で並んでいて、財布が空になるがそんなもの当然、迷わずに買う。