ほかのじゃもう我慢できない……

  • 昨日、あんまりスカスカかつカスカスな24時間を過ごしてしまったので、本日は正午前に起きだし、昨日から引き続いてカレーを食べてから、PCに向かって二時間ほどぽちぽちと書き物を進め、課題になっていたものをひとつ、何とか最後まで終わらせる。その直後、U君から電話あり、あれこれと駄弁る。
  • リヒテルが1973年にインスブルックで弾いた『平均律クラヴィーア曲集』のライヴ盤CDの四枚目を、それはつまり第2巻のBMV882からBMV893の12曲が収録されているのだが、大きな音でずっとかけっぱなしで聴く。意味も無意味も何もなく、ただ音が、この色と強さの音でなければならないと云う確固たる音が、ひたすら聴こえてくる。ぞくぞくする。耳の奥のほうで、耳の感覚が洗い清められるような感覚がある。いや、そんな微温的なものではない。もう後戻りができなくなるような、耳の器官をまるごとごっそり取り替えられるような、そんなうつくしい音のつらなり。
  • ふと思い立って、ダニエル・リベスキンドの『ブレイキング・グラウンド』を読み始める。