- 朝からどたばたと柚子と準備をして、蓮華嬢とS君の結婚式へ。会場が大阪堂島だったので、式場へ向かう前にワルティに慌てて寄り取り置きしておいて貰ったDVDを引き取る。
- 一昨年はじぶんがそうだったのでよく判るが、神父の待つ宣誓台へ歩く数メートルと云うのは、やたらと緊張する。祭礼の主役になることなんて滅多にないことなわけで。私は「ロボットのようだ」とさんざん揶揄されたものだが、S君も些か緊張の面持ちであった。
- 御尊父に付き添われた蓮華嬢はとても美しく、純白のドレスと、豪奢なカラーのブーケが実に清潔だった。胸が熱くなった。なんといっても最愛の「妹」ですから(笑)。
- 式は滞りなく進み、薔薇の花弁のフラワーシャワーで祝福する。
- そのまま披露宴に。
- 大変盛大な宴で、ご親戚の詩吟や御尊父のお友達による爆笑の余興、新郎新婦のお色直しなどを挟み、最後に蓮華嬢から御尊父、御母堂を始めとする御家族へ手紙が読まれる。
- この直前に、私と柚子のいたテーブルまでお越しいただいた御尊父とお話して、最愛の娘を送り出す父親の複雑な心境を聞かせて貰っていたので、蓮華嬢の手紙がますます痛切に響き、オレンジジュースをだぶだぶ入れたミモザを呑みながら、号泣。
- バックに流れるピアノ曲が実に切なく、そうだよ!「どんなに長い道のりでも構わない/僕らの時代は今はじまる/だから云いはしないサヨナラだけは」だよ!と感に堪えず。
- ん!?なんでピアノのインストゥルメンタルなのに頭の中でメロディに合わせていちいち歌詞が流れるんだ?と思ったら、フランク・ワイルドボーンの作曲したミュージカル『Never Say GoodBay』のタイトル曲だった。云わずと知れた蓮華嬢の「王子様」和央ようかの退団作である。
- 号泣しつつ、蓮華嬢のプロデュース力に感服。素敵なお式だった。
- ジュンク堂に立ち寄る。
- 蓮華嬢やU君などから「凄く面白い」と聞いていたU嬢と、披露宴で初めて顔を合わせた。
- 噂以上の傑物。素晴らしい才気と観察眼の持ち主で、初対面にも関わらず柚子と共に、ロンドンティールームで大いに談ずる。
- 元来、人見知りするたちなので、ひとたび波長が合うと判断したとなると、あちらの都合はお構いなしに喋りまくってしまう悪癖が私にはある。
- で、やはりと云うか何と云うか二次会に遅刻。
- 幹事をやっているK嬢に噛み付かれる。ギャンギャン。
- 蓮華嬢はお召し替えで黒いドレスに。そう云えば披露宴のときのお色直しのときの彼女のメイクは、ちょっと『山猫』のクラウディア・カルディナーレのようで恰好よかったことを思い出したので書き添えておく。
- 二次会からはU君やF大兄ご夫婦、某劇団主宰氏も参加。
- ビンゴゲームのあとの抽選で主宰氏は新郎のS君が用意した最新のウォークマン、母は強しと云うべきか、F大兄のヤマノカミさまは任天堂のWiiを、そして私は未婚女性垂涎、本日の幸運の女神である蓮華嬢のカラーのブーケ*1を見事に射止めて、大いに会場を盛り下げたのである。
- そう云えば、私と柚子の結婚式の折りに使ったブーケは、蓮華嬢に貰っていただいたのだった。感無量である。
- S夫妻、どうぞお幸せに。
*1:帰宅後、花瓶に生けて飾った。 http://f.hatena.ne.jp/ama2k46/20070212130900