連休が明けても病人は病人

  • 幾らなんでも下痢が止まらないのはおかしいじゃないか。柚子まで昨夜は嘔吐する始末で、今朝はふたりで近所の内科へ。検尿、検便、レントゲン、採血、果ては院長先生の指で菊の門の奥まで調べられ(「前立腺、問題なぁし」と看護婦さんに告げるのが聞こえた)、点滴を受ける。胃腸風邪じゃなくて、やっぱり一種の食中毒(串カツが原因だろうとのこと)だったようで、悪い菌に「かもされた」と。
  • 病院に行く前に、五日ぶりに風呂に入った。シャンプーしてもなかなか髪が泡立たず、二度洗ってからリンス。延び放題に延びた髭を剃った。
  • 病院が終わったのは昼過ぎ。会社へ行く柚子と別れ、家に戻って遅い昼食を取り、もらってきた新しい四種類の薬を呑む。ネットを見ていて、チョン・ミュンフンが今週フェスティバルホールで振るのを知り、慌ててチケットを取り、それからようやく事務所に顔を出す。
  • いつもは平気で持っている鞄の重く感じられること! 身体が鞄のほうに傾いているのが判る。ふらふらと地面から浮いてるような具合で歩く。
  • 許光俊の『問答無用のクラシック』を読了。彼の批評は常に、諦観と絶望と微かな希望の入り混じる。其処には嘘がないから、それがとても良いのだ。
  • 読むものがなくなり、事務所の近くの本屋へ。前から買おうと思っていた五十嵐太郎『現代建築に関する16章』に決めて、読み始める。