母の日は空腹に敗れる

  • 夕方から出掛けて、柚子と三宮で待ち合わせる。柚子の「母の日」の買物に同行するが、もともとどうでも良いと思っているのに加えて、いよいよ腹が減ってきて俄然どうでも良くなると、程なくそごうの閉店時間となり、何も決まらず。柚子の足手纏いになっただけだった。
  • ジュンク堂で取り寄せてもらった本を受け取り、久しぶりにムジカへ。紅茶が看板の店だが、カレーとサンドウィッチもしっかりとした味で旨い。
  • 佐藤亜紀の『ミノタウロス』を、舐めるようにちまちまと読んでいる。描写がばしばし決まってゆく快感も然ることながら、兎に角、笑えるのだ。蓮實重彦が『表層批評宣言』を「いわば肉体的なエンターテイメントを目指しつつ」書いたと云っていたのを思いだした。佐藤亜紀はどんどん巧くなってゆく。小説が好きと云う方は、他の何をおいても読まれるべきだと思う。
  • 少し蕾がほころびかけた芍薬*1