- 『虐殺器官』を読んで、おぅおぅそう云えば観ていなかったと慌てて借りてきた、リドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』をDVDで観る。武装ヘリの編隊が海辺を飛ぶ際の美しさと、たいへん淡々とした戦闘、霧のなかを兵士たちが走るシーンの夢幻ぶり。そして、さすが老いてもリドリー・スコット、米兵たちが籠った建物のなかに満ちている光線は、あの『デュエリスト』の画面に満ちていた、泰西名画のそれを想起させる。ちなみに、米軍の同士討ちと、米兵の遺体が黒ン坊たちにぞろぞろと引き摺り回されるのは描かれない。アイディード将軍の民兵の、黒シャツを着たリーダーが矢鱈と格好良かった。
- 柚子と並んでドーナツを食べながら『ツイン・ピークス』の第5話、第6話を観る。