ちゃんとしたものって何なんだよ!?

  • 準備に手間取り、さらに間違えて急行に乗って豊中まで出てしまい、阪急庄内駅に着いたのは約束の13時を半時間も過ぎていた。陳謝。駅前で待ってくれていたMR氏、MT氏、I嬢、KB君と合流して、I嬢お薦めのお好み焼き屋「千恵」へ。大阪音大生御用達の店だそうだが、一枚が軽く二人前ぐらいはありそう。しかも安い。ミックスが実に旨かった。満腹。
  • その後コンビニに寄り、飲み物を買うついでに『テレビブロス』の最新号を立ち読むが、滝本誠の「Cry Old-Baby Cry」の連載が終了していて大ショック。第一回からいちども欠かさず読んでいるはずだが、手許にないので単行本化を希望。
  • 校舎に囲まれた中庭の隅に並べてあるテーブルのひとつに陣取り、あれやこれやと駄弁る。
  • 行き着くところまで行き着いた感のあるエレクトロニカの更なる可能性を探るMT氏、クラシックの聴取体験を手掛かりに創作の次の一手を探る様子のMR氏、現代音楽をもっと聴いて貰うためにはどうすればいいかを考えるI嬢、じぶんの殻を破ろうと模索するKB君らを前に、ミソでもクソでもいいから、兎に角やっぱり書かねばならんなぁとしみじみと思う。創作をするじぶんを支えるのはじぶんの中にしかないわけだからして。
  • 仕事があるのでKB君は途中で帰るが、その後もMT氏のスーパークールな職場の、同僚のケッサクな話(早退の理由が「自炊したいから」で、しかもそれがするっと通ってしまうひとがいるのだそうだ)や、カルロス・クライバーは「ブルーになった」のひと言で総ての予定をキャンセルした話などで駄弁り、MR氏のクラシック演奏家の物真似(指揮者大野和士のデモーニッシュな笑顔が絶品)を眺めて唸っていると、夜九時になり、校舎の電燈が一斉に消えて、中庭はいきなり深い夏の闇に包まれた。
  • 帰宅後、MT氏絶賛の柳原可奈子の芸をYouTubeで観る。あ、これは面白い。イラッシャイマセー。
  • 阿久悠も逝去。カウンターカルチャーは失われ、私たちの手許に残るのはカタログだけになるのか!?