お稽古。

  • カラヤンがその最晩年に、二度目に録音した『ばらの騎士』の録音を聴く。とろとろできらきらで、儚い。
  • 第1幕や第3幕もそれぞれ素晴らしいが、今日は、第2幕の、薄い紗の向こうで、川面が初夏の陽射しにきらきらと輝いているのが見えるような、オクタヴィアンとゾフィの若いふたりの二重奏が心に残った。
  • カラヤンウィーン・フィルの仕事のなかで、最も素晴らしいもののひとつだろう。
  • ところで、私が見たい見たいと喚いていた、ロバート・カーセン演出の『ばらの騎士』のDVD日本盤は、今年中に出るみたいである。
  • 相田裕ガンスリンガー・ガール』第8巻を読む。カバーと扉の絵がとても好きだ。第6巻から始まったペトルーシュカとアレッサンドロのエピソードは、とても素晴らしい出来で、これまでの『ガンスリンガー・ガール』と云う漫画を、はっきり劃するものになっていると思う。今後、これを踏まえてどのようにこの漫画が描き継がれて行くのか、興味津々である。
  • 夜、プールに行き、今日から始まる水泳教室に参加する。生成も生徒も、少し年配の方が多い。中級クラスに配される。
  • 20年ほど前はバタフライまで泳げたのだが、数年前に海に行ったとき、ブランクが長すぎて、クロールのフォームも何もグタグタになってしまっていたので、そのときから、もういちど再入門したいと思っていたのである。
  • きょうはクロールの基本を習う。ものすごく久しぶりで、先生から少しフォームを直されながら泳ぐ。それが、とても愉しい。私はやはり水泳は嫌いではないのだと、懐かしさと共に、改めて思う。
  • 太腿に心地良い疲れを感じながら、帰宅。
  • 宝塚歌劇の2008年の前半のラインナップが発表されている*1。特にコレと云う演目はない。白洲次郎みたいな胡散臭くて器の小さな男*2を取り上げるくらいなら、日本男児の傑物、薩摩治郎八とかをやればいいのに。春野寿美礼が去ってしまうのは今もやっぱり残念極まりないが、桜乃彩音が娘役トップを続けてくれることが嬉しい、と云うくらいである。後半に期待。

*1:http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/20070821001.html http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/20070821003.html

*2:持ち上げる奴らも、占領下でアメリカ人に逆らった唯一の男だなんて、よくもそんな嘘が書けるものだ。白洲夫人は嫌いではないけれど。