帰阪。

  • 夜も明けきらぬ渋谷から、クラスメイトと電車に乗り、そのまま東京駅。折角、ラーメンと卵を用意してくれていた父の家には立ち寄らず、朝一番の新幹線で帰路に。
  • 午後過ぎ、やっと病院に。柚子は入れ代わりに家に。
  • 姑は個室に移っていて、それなりに元気そうで、顔や手の浮腫はずいぶん引いている。
  • 母親があれこれ土産を持って見舞いに来てくれる。姑が病室の隅の冷蔵庫の上に乗ったカルピスウォーターのペットボトルを凝視しながら、いきなり「何で怒ってるんや?」と呟く。よくよく訊ねると、美ち奴の「あゝそれなのに」で「怒るのは怒るのは当たり前でしょう」と唄われるその理由は何?と。
  • 母が帰り、姑の夕飯を手伝い終えると、柚子が再び戻ってくる。気密の高い病室にずっといると、昨日から殆ど眠っていないものだから頭痛がしてきて、やがて、うつらうつらしていると、姑が孫の手を指揮棒のように振り回して、炭鉱節やら古い歌謡曲などを唄ってくれる。起こしてあげようと思った、との由。柚子はそのまま病室に泊まり込み。私は帰宅。
  • どうも何だか何もする気が起きず、暖房も入れずセーターを着たまま蒲団に潜り込む。