大晦日+。

  • 昼過ぎまで寝たり起きたり。夕方、姑の病院に。昨夜呑んだ睡眠薬はあんまり効いて、朝起きるまで記憶がひと欠片もなく、それが怖ろしいので、睡眠薬はやめたそうだ。姑は持っていった蟹を食べる。甘くて旨いとの由。
  • 七時前に病院を出て、慌てて、大晦日なので早く店を閉める駅前のショッピングセンターへ。柚子から頼まれていた仏壇の花と荒神松をひと束ずつ求め、続いて本屋に飛び込み、蓮實重彦菊地成孔佐々木敦青山真治の対談の載っている『エスクァイア』と柳下毅一郎の『シネマ・ハント』をばたばたと購入する。今年は音楽と批評をめぐる一年だったなぁ、と。さらにケーキを買って、帰宅する。
  • 柚子が年越し蕎麦を作ってくれて、それを食べながら、ふたりで並んで途中から『紅白歌合戦』を眺める。蕎麦、大変旨い。その後、独りで部屋に戻って、蓮實×菊地対談を読む。
  • 再び柚子がTVを観ている居間に戻って、ケーキを食べて紅茶を飲み、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」をふたりで一緒に歌ったりして、年の瀬を過ごす。
  • 気がつくと、画面の隅に0:00の表示。台所から柚子が出てきて、年始の挨拶。
  • 柚子は、もうすっかり眠くなっていて、しばらくして、するりと蒲団に潜り込む。私も一緒に眠るがどうにも目が冴えてきて独り起き出し、部屋で佐々木×青山対談を読む。