2008-05-08 『流れる』 日録 映画 心斎橋から中崎町あたりの古本屋を久しぶりにぶらぶら。 夕方、帰宅して、昨夜後輪のタイヤがパンクした柚子の自転車を自転車屋に押してゆくが、休業日だった。 夜、成瀬巳喜男の『流れる』を観る。山田五十鈴も田中絹代も高峰秀子も杉村春子も、私がこれまで観た彼女たちが出ている映画の中で、最も素敵なんじゃないかと思うほど、見事に撮られている。主に、路地や、障子をすっかり開け放った二階を捉える深い画面(撮影はいつもの玉井正夫)が何とも美しい。非常に好きな映画だった。