猫の喧嘩。

  • 朝の五時過ぎ、深い静寂を破る、猫が喧嘩で「ぐにゃぁああああぁぁふにゃャァァァァァあぁぁ」の大声が、ちょうど私の家の真下から響き渡る。すぐに終わるかと思ったがなかなか止まず、怪我をしても可哀相だと思い、また、どんな猫かみてみたいと云うのもあり、寝床の温もりを抜け出して窓をガラリ。その音だけで、びゅうと逃げ出したふう。猫は影もかたちも見えず、そもそも闇はまだ深く、私はド近眼。
  • 柚子が会社に行くのを蒲団から見送り、いちど目覚めるが、柚子のいなくなった傍らでしまが丸くなって眠っているのをみて、二度寝。九時過ぎに起き出して、昨夜のヒレカツの残りを食べる。
  • 結局、昨日の夜から見始めた『ウテナ』を、「しま」を膝の上に乗せてずっと見ている。今みてもやっぱりすごく面白く、刺激的である。TVアニメなるジャンルの可能性を徹底して追求し、その枠を押し広げ、やがて内破させる。例えば『ガンダム』なんて、これに比べたら退屈で退屈で仕方がない。
  • MR君の部屋が大変なことになっているのだが*1、思わず親愛の笑みが零れてしまう。
  • アルバイトに行く。一時間半分の準備しかせず出掛けたのだが、きょうは変則で二時間半持たせなければならず、焦る焦る焦る。
  • きょうは柚子が遅く、しかも彼女が夜まで残るだろうと算段したヒレカツは旨かったので昼に平らげてしまったので、駅前でラーメンを食べてから帰宅する。
  • 「しま」が玄関まで出迎えてくれる。『ウテナ』の続きを見る。その間も膝の上で「しま」は眠っていたが、外で門扉を開けるガチャガチャと云う音がすると、むくりと起き出して、すたっと飛び降りる。彼は音で家人が帰ってきたのを判別するわけだ。
  • 私と柚子のふたりが揃うと、「しま」は勢いづいてびゅんびゅん暴れ回るのだ。