猫、淋しがる。

  • きのうまでずっと家にいた柚子が朝からいなくなったからだろう、いつになく「しま」が淋しがる様子で、やけにぴいぴい鳴く。
  • 夕方から出かけて、梅田のヨドバシカメラで、スカイプ用のマイクを新調し、私の手許にある『アラザル』の残りをシネ・ヌーヴォに届ける。買いそびれていた『コロッサル・ユース』(去年のベスト10のなかに入れなかったので、変な云い方になるけれど、去年ぶっちぎりのベストワンに選んでもよかった映画)のパンフレットを買う。
  • レイトショウで、ブラザーズ・クエイの新作『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』*1をみる。オペラと廃墟と機械と孤島を巡る、愛らしい映画。彼らの映画では、常に、人間よりも人形のほうがずっと表情豊かである。
  • 松島新地をぷらぷらと散歩して、帰宅する。達磨の置物のような巨大な野良猫が、ひとのいない暗い建物の扉の前に坐っていて、話しかけると「ぶにゃー!」とひと鳴きしたのが何とも可愛いのだった。