『チェンジリング』をみる。

  • ダイエーの上のジュンク堂で柚子と待ち合わせて、「ウェンディーズ」で夕食をとり、ミント神戸クリント・イーストウッドの『チェンジリング』をみる。
  • 徹底した「女」と「子ども」の映画であることや、アンジェリーナ・ジョリーがガラス窓のなかに閉じ込められていること、彼女のぼろぼろと零れる涙と、ぐしゃぐしゃになる濃いメイクのことや、「電話」と「砂漠」のことなど、考えなければならないことは山ほどあるのだけれど、この巨大な映画に就いて、いちどみただけで、賢しらなことをあれやこれやと書くのは、ちょっと私には難しい。しかし兎に角、とても素晴らしい、怖ろしい傑作だった。何でこんな映画を撮れるんだ!?、と呟いてしまうくらいの。
  • 最後のショットが終わると同時に、不意撃ちのように涙が止め処なく溢れて、困った。