起きて寝て起きるまで。

  • はやく起きてゴミを棄てる。『ねこ耳少女の量子論』を読み終える。量子論と云うのはやっぱり面白い。読んでいる間は判っているつもりなのだけれど、読み終えるとさっぱり説明できなくなるのはいつものことだが……。
  • 武田泰淳の「蝮のすえ」を読み始める。とても面白い。このグズグズな空気が堪らない。
  • 夜、アルバイトにゆく。廊下の奥から、出かける私を「しま」が恨めしそうに凝っと睨みつけている。
  • お客さんが来ないので、本を読み、A君の原稿を読む。こう云う、ひりひりしたものを書いてみたいなあと思う。
  • 今夜は肌寒い。眠い顔の柚子と待ち合わせて帰宅する。焼きそばを作ってもらう。美味。TVを点けていると画面に、森脇英理子とちすんと南方英二が一緒に映っていて、何か可笑しい。
  • 紅茶を飲んで、電気もつけっぱなしのまま突っ伏して、柚子とうたた寝してしまう。私が起きたのは、柚子がきょうは遅れますと会社に電話している声で、だった。