• 朝、隣で柚子が会社に携帯で、「きょうは少し遅れます」と電話している声で目が醒める。
  • ぱたぱたと準備をして、彼女は出かける。外は雨が降っている。私も起きて、「しま」の餌箱にカリカリを入れて朝ごはんの準備をして、歯を磨いて、歯医者に。二箇所に樹脂の詰め物を施す。帰りに、古本屋をぷらり。
  • 出かけるつもりだったが、雨と風がひどいので逼塞している。バイト先の「書き入れ時」が終わってしまったので、カネがないのである……。愈々どうにかしなくてはならなくなってきたと云うことなのである。
  • 武田泰淳の「蝮のすえ」を読み終える。敗戦後の上海で、宙ぶらりんの時間と場所をうざうざと生きる日本人の、苦しい四角関係が語られる。私は、とてもメロドラマが好きなのである。