• 夕方からアルバイトに。夜遅く終わり、柚子と駅前のドーナツ屋で待ち合わせて、少しお茶を呑んで、帰宅する。
  • ふと、40年ぐらい前に編まれた新潮社版「日本文學全集」の岡本かの子集をひっぱりだしてきて、短篇の「鮨」を読む。ゾクゾクするほど、素晴らしい*1。「小説の未来」なるものが、これから新しく出る本のなかにしかないと思っているらしいヒヒョーカもいるみたいだけれども、馬鹿も休み休みで願いたいものである。もしも、岡本かの子の、この古くて短い小説を読んで、此処に輝いている「小説の未来」とか小説なるものの可能性に、まるで気づけないようなら、それはもう断言してよいが、小説を読んだり論じる必要なんて、これっぽっちもないひとである。