• 柚子と、のちほどジュンク堂で落ち合うことを決めて、私は古本屋を廻る。ずっと欲しいと思っていた何冊かの本が、しれっとした顔で棚に刺さっている。そのうちの、一度もみたことさえなかった『クレンペラーの対話』だけを取りあえず買い、財布に残りの金が数百円しかなかったので、あとの数冊は取り置きをしておいて貰う。
  • そのままジュンク堂をぐるぐると巡り、柚子と落ち合い、帰路に。