• 柚子がそろそろ起きてくる朝六時ごろ、中野重治の「村の家」を読み終える。読後、「ふうううぅぅーっ」と、詰めていた息を大きく吐きだすしかなかった。未決の息子に送る手紙の文面も良いのだが、小説の最後で、息子とふたりきりで対峙した父・孫蔵の語りが、震えるほどグルーヴィで、凄まじいのである。中野の詩が小説のなかに侵出しているのである。(そして読みながら、同時に、このごろ、すっかり老いが表われるようになってきた私の父のことが、チラチラと脳裡に浮かぶのだった。)
  • 柚子が会社へ行くのと同じに家を出て、ゴミを棄てる。TVに映った喪服姿の後藤真希が大変別嬪なので驚く。それから、ようやく眠る。
  • 昼過ぎに起きて、ごそごそと文庫本を漁り、中野重治の『歌のわかれ』を引っぱりだしてきて、表題作を読み始める。
  • 「ぱなしのはなし」*1の冒頭、豊田エリーの倒れ方が大変素晴らしい。夕方からアルバイト。
  • サリンジャーが亡くなったそうだ……。