「『イジチュール』の夜」をみる

  • ディスカッションの途中で宿を抜けて、春秋座まで出て、「マラルメ・プロジェクトII 『イジチュール』の夜」*1をみる。彫琢されたマラルメの仏語の詩句を朗誦する渡邉守章の、老い女形のような音色の声に、ほれぼれする。寺田みさこの舞踏には、時折はっとさせられる瞬間があったが、白井剛のはまるで感心しなかった。坂本龍一はやはり、即興的な音をつくるのが不得手であると思った。
  • 宿に戻り、エイゼンシュテインの『戦艦ポチョムキン』をDVDでかけながら、映画とその思考に就いて、二時間半ほど皆の前で話をする。