『CUT』をみる。

  • 朝から出かけてU君邸で打ち合わせをする。昼過ぎ、出勤するU君と途中まで一緒に出て、新開地から古本屋をぶらぶら眺めながら元町映画館まで歩く。その途中、南波さんから携帯にメールが入り、新作を撮影中のテオ・アンゲロプロスが交通事故に遭って亡くなったことを知らされる。呆然。
  • 元町映画館でアミール・ナデリの『CUT』をみる。132分はまったくぐずぐずと長すぎるし、笹野高史ではなくて常盤貴子を選ぶべきだし、そもそも映画が売春であることから目を逸らしてどうする。目を瞑るために殴られていてどうする。がっちりと目を開けるためにこそ殴られなければ。
  • いちど帰宅して、夜からアルバイト。自転車を漕いで往復するのが本当に嫌になるくらい寒い。
  • 南波さんのブログに弔意を込めて貼ってあった『霧の中の風景』からの一ショット*1をみて、涙が出る。何年か前に私はアンゲロプロスをDVDで彼の作品の初期からぽつぽつとみなおしたことがある。そのときからずっと、じぶんのための書き物をするときにはアンゲロプロスから正しく影響を受けて書きたいと思い続けている。R.I.P.....。