八村義夫の室内楽を聴く

  • 他の本をあちこち読んでいて途中になっていたトマス・ハーディの『カスターブリッジの市長』を再び読み始める。そのなかで、すごい言葉が出てきて、「男の競争なんてこんなものだ。死にたければ牡蠣を食えばいい。」というのだ。
  • 昼から京都まで出て、今出川京都府民ホールでJCMR KYOTOの「八村義夫室内楽作品全曲演奏会」を聴く。鮮烈な《エリキサ》、未完だがとても美しい《インティメート・ピーセス》、《星辰譜》、浅川いずみという奏者の集中力がとても高かった《アハーニア:第一ヴァージョン》などがとてもよかった。そのほかも《ピアノのためのインプロヴィゼーション》、《三つのプレリュード》、そして《彼岸花の幻想》なども。そういえば、これらは殆どピアノの曲ばかりである。