• 蒲団でぐずぐずとしていると、「しま」に一喝されて、慌てて起きる。今朝は寒い。東からきて、駅を通り過ぎて行った貨物列車には雪が積もっていた。
  • 夜。電車を降りると、駅のプラットフォームで、西に行く電車を待ちながら少しずつ距離を設けて固まっている少年たちがいて、彼らの手にした冊子をみて、センター試験だったのだなと思う。
  • クレメンス・クラウスやらシモーネ・ヤングやら、ぱっとすぐに手許にある録音で《ラインの黄金》の、ラインの乙女たちの歌が始まるまでの冒頭を聴いている。こんなにすごい音楽はちょっとない。