• 快晴。家で仕事をしながら、洗濯機を廻す。ベランダに洗濯物を干そうと籠を抱えると、目聡い「しま」が私より先に駆けてゆく。よく陽の当るコンクリの上で、目を細めて、ごろり、ごろりとやっている「しま」にちょっかいを出して遊ぶ。
  • ふと、シェーンベルクは彫刻家で、ストラヴィンスキーは画家なのかもしれない、と思う。だからそもそもアドルノの批判は、かなり無理筋だったのではないか。
  • 真夜中、「しま」が膝の上にやってきて、肘と脇腹の間に鼻先を突っ込んで眠っている。私から暖をとっているのである。