• 昼前に起きて、だらだらと家の裡で過ごしている。洗濯物を干して、本を読んだりしながら。
  • 夕方から出かけて、西天満のギャラリー白で「ペインタリネス2014」展をみる。
  • これはまったく私の不勉強のせいであるのだが、私は、現代の日本の美術作家の名前を、殆ど知らない。たぶん、海外の作家のほうがまだ知っているだろう。以前、やはり美術家である山本浩生君と話をしていたとき、それなりに現代の藝術に興味や関心を持っているはずの私が、高柳恵里を知らないことに彼がひどく吃驚したことがあった。私にとって、高柳と云えば出てくるのは恵里ではなく明音である。そのくらい、私は現代の日本の美術のことをよく知らない。だから今夜ふらっと行ってみたこの合同展も、出品している作家たちのことは全く知らない状態で、ギャラリーのなかの絵と対峙することになった。
  • ふたつのスペースを使った展示をみて、どれも若い絵だと思った。……
  • 古本屋を覗き、堂島のジュンク堂須田亜香里のグラビアの載っていてクリアファイルが付録でついている(A4だったら使えるのだけれど……)『ヤングチャンピオン』を買って、写真を撮りながらぶらぶら。ふと夜空を見上げると、鰯雲が縦に幾つも並んでいて、その向こうから、雲と雲の隙間に引っかかってしまったかのように、満月がぴかぴか光りながら、ちいさく顔を出していた。