• 風呂のなかでマーティン・ジェイの『アドルノ』を読み始める。高校生のとき「とても判りやすい」という評判に惹かれて読んだのだが、おなじ同時代ライブラリーのジョージ・スタイナーの『ハイデガー』はとてもバチバチと刺激されたのに、こちらは全然判らなかったのがその後の私の人生を決めたかも知れない。今読みなおしてみると、何が難しいと思ったのかよく判らないほど明晰。
  • この頃はグレン・グールドハイドンの後期ピアノ・ソナタ六曲のうち、42番、48番、49番の入ったCDをよく聴いている。