• 昼すぎ、明日には返さねばならない借りてきたBDで、『ズートピア』をみる。とてもいい。冒頭の子供時代の回想のところ(血まみれのお芝居)からもう思わず涙ぐんでしまう。そのあと、ドゥニ・ヴィルヌーヴの『ボーダーライン』をみる。どんどん大きく拡がってゆく物語が、最後はきわめて実存的な、個人の叫びのようなものに収斂して終わるのは、これまでにみた彼の映画とおなじ。狼たちの蠢く世界で警官として生きようとする女性のバディものなのだが、これって『ズートピア』のネガみたいな映画だと思う。